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2024.09.28
サンルームは、主に室内干しを目的として日光を効率良く取り入れられるように設置したスペースです。
外に面しながらも天候の影響を受けずに洗濯物を干すことができます。子どもの遊び場や趣味のスペースなど、さまざまな用途にも利用でき、隣接した部屋の断熱性を上げられる可能性があるといったメリットがあります。
しかし、そんなサンルームを設置してから後悔する方もいます。本記事ではサンルームの設置で後悔する5つのポイントや実際に設置した施工事例、後悔を避けるためのポイントを解説します。
「失敗した」と後悔しないように、後悔しやすいポイントと対策を把握しておきましょう。
サンルームを設置して後悔しやすいポイントは次の5つです。
●洗濯物の乾きが思ったほどよくなかった
●プライバシーを確保しづらい
●外気の影響を受けやすい
●使い勝手が悪い
●固定資産税が高くなった
それぞれ詳しく解説していきます。
日当たりを考えて作られたサンルームは、通常の部屋干しよりも乾きやすい傾向があります。しかし、外に干している場合に比べると、どうしても乾きが悪くなってしまうため「洗濯物の乾きが思ったほどよくない」と思ってしまいがちです。
そのことを知らず「サンルームに干せば洗濯物もすぐ乾く」と過度に期待していた場合、思ったほど乾きがよくないことに落胆したり後悔したりしてしまいます。
とくに、雨の多い時期は湿気が溜まりやすいため、洗濯物が思うように乾かないことは珍しくありません。対策として、サンルーム内にサーキュレーターや除湿器を設置するとよいでしょう。洗濯物が比較的乾きやすくなり、部屋干しによる嫌な臭いも軽減されるはずです。
サンルームの役割上、室内と外を行き来できる場所に設置されることが多く、全面ガラス張りなど、ガラスの面積が多いサンルームが多くなっています。
そのため、何も対策をしていなければ、サンルーム内の洗濯物やサンルームの先にある部屋の中まで丸見えになってしまうのがデメリットです。このような理由からプライバシーを確保しづらいと感じる人が多いのも後悔しやすいポイントの一つです。
内部が見える状態は、プライバシーの面だけでなく防犯面でも望ましくないため対策しておかなければなりません。具体的な対策として、サンルームの設置時に、すりガラスを採用する、サンルームの周囲に囲いを設置するなどが挙げられます。
既存の部屋をサンルームにするのではなく、サンルームを後付けした場合、外気の影響を受けやすくなります。
隣接する部屋の断熱性向上が期待できますが、サンルーム自体は外に面しているため夏場は日差しが強いと感じたり暑いと感じたりすることも多いです。冬場は冷気が入ってきて寒いと感じるようになります。
導線を考えずにとりあえず空いているスペースにサンルームを設置した場合、導線が悪いなどの理由で使い勝手の悪いサンルームになってしまいがちです。
サンルームは洗濯物を干すスペースや子どもの遊び場など幅広い用途がありますが、使い勝手の悪いスペースになってしまうと、使わなくなったり物置になったりします。
そのため動線などをきちんと考慮したうえでサンルームを設置することが大切です。サンルームの設置を機に、住宅全体のリフォームを検討するのも一つの選択肢でしょう。
既存の部屋をサンルーム化するのではなく、庭などに増設する場合は、容積率や建ぺい率(敷地に占める建物の割合)が変わるため固定資産税が高くなったり、建築確認申請が必要になったりする可能性があります。
サンルームを増設する際は固定資産税が上がる可能性が高いことを把握しておきましょう。原則として10平方メートル以上の面積拡大がある場合には該当することとなります。
逆に既存のお部屋をリフォームしてサンルームにした場合には固定資産税が追加でかかる事はありませんので、将来のことも見据えながら選択肢として検討することがおすすめです。
もしも税金の事について詳しく知りたい場合は、税理士に相談するようにしてください。
ここからは、実際に既存のお部屋をリフォームしてサンルームを設置した事例をご紹介します。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_450.html
元々二世帯住宅で、築60年が経過していたお住まいの2階に夫婦の生活スペースを設けたいという希望からリフォーム計画がスタートしました。快適に暮らせるようLDKを中心に動線のコンパクト化を行っています。
そんなLDKも、食事の準備や片付けがラクになるようキッチンの横にダイニングテーブルを配置しました。さらに、限られた空間を最大限に活用するために、屋根裏を寝室として利用しています。
サンルームに関しては、屋根裏にあった収納スペースをサンルームとして設置。幅の広い窓によって日当たりが良いサンルームとなっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_461.html
築50年が経過した古い家を快適に暮らせる住まいにしたいというお施主様の希望からリフォーム計画がスタートしました。
昔ながらの伝統的な住宅だったため部屋がいくつもありました。しかし、生活の中ですべての部屋を使うことはなかったため、できるだけ移動距離を少なくするために使わない部屋のリフォームはあえて行っていません。
リフォームの結果、コンパクトな動線かつ家事負担の少ない快適な住まいへと変貌しました。サンルームに関しては、落ち着きがあり温かい空間になり、老後の暮らしもきっと楽しめるでしょう。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_687.html
二世帯で暮らすためにリフォームをしたいという希望からスタートした施工事例です。
二世帯で6人が暮らすため、洗濯物の量もそれだけ増えることが予想されました。そこで、洗濯機2台と予洗い用のマルチタンク1台の設置に加え、室内でも洗濯物を十分な量干せるようにサンルームも設けました。サンルームにはダブルボールタイプのルームハンガーを2つ設置したため、限られたスペースでも家族6人分の洗濯物を干せるようになっています。
「ほぼ新築のような家に仕上げて頂き、毎日とても快適な日々を送らせて頂いております!!」とお客様からもお喜びの声をいただきました。
サンルームを設置するリフォームでの後悔や失敗は、専門家に相談しながら進めることでそのほとんどを回避できます。
専門家はサンルームのリフォームのことを熟知しているので、既存の部屋をサンルームにするなど固定資産税が上がるのを回避する方法を提案してくれたり、ガラスの面積を減らしたり、すりガラスを導入するなどプライバシーの確保を意識した提案をしてくれます。
また、動線も考慮して設計したりしてくれるので使い勝手が悪くなることもありません。
失敗や後悔を避けたいのであれば、まずは専門家に相談してみましょう。
サンルームは洗濯物を干すだけでなく、さまざまな用途で利用できるため設置する家庭は多くあります。ただ、実際にサンルームを設置すると、洗濯物の乾きやプライバシー、外気の影響、使い勝手、固定資産税などから後悔する方も少なくありません。
サンルームの設置で後悔したくない方は専門家への相談がおすすめです。サンルームの設置を含め、リフォームについて熟知しているためリスクを把握したうえで、それらを回避する提案をしてもらえます。
石友リフォームサービスではサンルームの施工を承っております。
みなさまのお近くの店舗にお気軽にお問い合わせください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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