リフォームコラム
ユニットバスの進化!最新機能と選び方を徹底解説[Vol.1051]

浴室・洗面・トイレ

2024.12.10

ユニットバスの進化!最新機能と選び方を徹底解説[Vol.1051]

目次


ユニットバスの基本知識
・ユニットバスとは?その特徴と歴史
・ユニットバスと在来工法の違い
・ユニットバスのメリット・デメリット
・現在の市場動向


進化するユニットバスの最新機能
・断熱性・保温性の向上:ヒートショック対策
・お手入れ簡単!最新の清掃機能
・快適な入浴体験を提供する技術
・省エネ・エコ対応の新しいトレンド


主要メーカーの比較とおすすめ製品
・TOTO、LIXIL、パナソニックの特徴比較
・タカラスタンダードやクリナップの市場評価
・人気ランキング:2024年のおすすめ製品
・各社のユニットバスの選び方ガイド


ユニットバス購入時のポイントと注意点
・サイズ選びの基本と設置条件
・希望機能の優先順位を具体化するには
・予算設定とコストパフォーマンスの見極め
・リフォームや新築時に注意すべきポイント


未来のユニットバスとは?最新トレンド展望
・スマートホーム対応型ユニットバス
・デザイン性と機能性のさらなる融合

 

 

 

 


ユニットバスの基本知識

 

ユニットバスとは?その特徴と歴史


ユニットバスとは、浴槽や洗い場、壁、床、天井などが一体化したセット商品で、主に工場で製造され、現場で組み立てる構造の浴室を指します。初期のユニットバスは、ホテルやマンションのような商業施設や集合住宅向けに設計されていましたが、現在では戸建て住宅にも広く普及しています。

この構造の特徴として、水漏れが少なくするための防水性が挙げられます。また、施工が簡単で工期が短い点も魅力です。

歴史的には、1950年代にアメリカで普及し、日本では1970年代以降、多くの住宅で採用され始めました。

改良を重ねた結果、現在ではデザイン性や機能性が大幅に向上しており、最新版のユニットバスでは快適な入浴体験が提供されています。

 

 

ユニットバスと在来工法の違い


浴室には、ユニットバスと在来工法という2つの主要なタイプがあります。ユニットバスは、前述のとおり工場で一体型として製造され、現場で組み合わせる方式です。

一方、在来工法は、現場でタイルや壁材、浴槽などを個別に仕上げる方法で、自由度が高いものの、施工の手間やコストがかかる特徴があります。

最新版 ユニットバス リフォーム  
*ユニットバス
最新版 ユニットバス リフォーム  
*在来工法の浴室

 

 

ユニットバスのメリット・デメリット

 

ユニットバスのメリットとしては、施工期間が短く、防水性が高くメンテナンスの負担が少ないことが挙げられます。デメリットとしては、デザインやサイズの選択肢が限られる点です。一方、在来工法はデザインの自由度が高く、特注で好みのスタイルを実現できますが、工期や費用が大きくなる傾向があります。


ユニットバスの主なメリットは、施工の効率性と防水性の高さです。短期間で設置が可能なため、リフォーム時にも適しています。また、工場生産されたパーツを使用するため品質が安定しており、水漏れやカビのリスクが低く、長期的に安心して使用できます。

一方で、デメリットとしては、在来工法に比べてデザインやサイズに制約がある点が挙げられます。特に、オーダーメイドの浴室を求める場合には、在来工法のほうが適しているでしょう。ただし、近年ではデザインの幅が広がり、最新版ユニットバスの中にはスタイリッシュで機能性のある商品も増えています。

 

 

現在の市場動向


ユニットバスは、現在の市場動向では、ライフスタイルの多様化や高齢化社会に対応するため、断熱性や保温性、防滑性を重視した商品が注目されています。

また、節水機能やお手入れの簡単さを追求した最新技術を搭載したユニットバスが人気です。特に、リフォームの際には「ホームナビ」などのサービスを利用して、リフォームコストや目的に合った製品を選ぶ消費者が増えており、今後も市場の成長が期待されています。

 

 


進化するユニットバスの最新機能


断熱性・保温性の向上:ヒートショック対策


最新のユニットバスでは、断熱性・保温性の技術が大きく進化しています。
特に、冬場の入浴時に起こり得るヒートショックへの対策が重視されています。

TOTOの「魔法びん浴槽」はその代表例で、家族全員が順に入浴してもお湯の温度が下がりにくい特性を持っており、暖かい入浴空間を提供します。また、床材や壁材にも断熱性を高める素材が取り入れられ、浴室全体が冷えにくくなっています。これにより、室温差による負担を軽減でき、特に高齢者の方にとっても安心な設計となっています。

最新版 ユニットバス リフォーム TOTO  
*浴槽の断熱材の一例(TOTO サザナ)

 最新版 ユニットバス リフォーム TOTO
*断熱性・保温性の進化したユニットバス(TOTO サザナ)
https://jp.toto.com/products/bath/sazana/

 

 

お手入れ簡単!最新の清掃機能


ユニットバスの進化により、掃除の手間が驚くほど軽減されています。

例えば、TOTOが採用している「ほっカラリ床」は、表面が乾きやすく汚れが付きにくい仕様です。

また、防カビや防汚加工が施された壁材を採用するメーカーも増えており、カビや水垢の発生を抑えた清潔な浴室を長期間維持することができます。

一部の製品では、排水口の自動洗浄機能が搭載され、排水口掃除の負担も軽減。リフォームのタイミングでこういった清掃機能を取り入れることで、日常の手間を省くことが可能です。
 最新版 ユニットバス リフォーム TOTO
*掃除の手間が省ける床(TOTO ほっカラリ床)
https://jp.toto.com/pages/products/bath/yuka/

 

 

快適な入浴体験を提供する技術


ユニットバスの中には、入浴時の快適性を追求した機能が多く導入されています。

例えば、温浴効果を高めるミクロの泡の効果や、高音質のサウンドシステムを備えた製品が人気を集めています。
 最新版 ユニットバス リフォーム トクラス
*「ダブルバブルバス」のミクロの泡でからだの芯まで
ぽかぽか、お肌もしっとり:トクラス 

最新版 ユニットバス リフォーム トクラス  
最新版 ユニットバス リフォーム トクラス  
*「心の疲れにも効く音のシャワー」:トクラス サウンドシャワー
https://www.toclas.co.jp/bathroom/comfort.html

また、節水シャワーでも快適な水流を実現できるTOTOの「コンフォートウェーブシャワー」は、多くのユーザーから高評価を得ています。これらの機能は、日々の入浴時間がリラックスできる空間になるだけでなく、最新版ユニットバスならではの利便性を感じられる特徴となっています。

最新版 ユニットバス リフォーム TOTO  
https://jp.toto.com/pages/knowledge/campaign/mistshower/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=2407_TOTO_SYAWLA_yahoo_cpc&yclid=YSS.1000416949.EAIaIQobChMInc6t872IigMVzRF7Bx0tqjlcEAAYASAAEgJ4vfD_BwE
 最新版 ユニットバス リフォーム TOTO
https://jp.toto.com/products/faucetbath/functionshowerhead/

 

 

省エネ・エコ対応の新しいトレンド


近年、省エネ性能を高めたユニットバスが注目されています。シャワーや浴槽において節水性能が向上し、光熱費を抑えながら快適な使用感を実現する製品が増えています。例えば、TOTOのクリックシャワーは水量を効果的にコントロールでき、最大で約48%の節水が可能です。また、LIXILやパナソニックの製品では、低エネルギー消費ヒーターや再利用可能な素材の導入が進められており、環境負荷を軽減する姿勢が見られます。これらのトレンドを取り入れることで、日常生活におけるエコ意識を高めることができます。
 最新版 ユニットバス リフォーム LIXIL
*低エネルギー消費ヒーター(リモコン操作 LIXIL)
https://faq.lixil.co.jp/%E6%B5%B4%E5%AE%A4%E6%8F%9B%E6%B0%97%E4%B9%BE%E7%87%A5%E6%9A%96%E6%88%BF%E6%A9%9F%E3%81%AE%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E3%83%BB%E9%9B%BB%E6%B0%97%E6%96%99%E9%87%91%E3%81%AE%E7%9B%AE%E5%AE%89-626cd6cc2cb4bd00237e2137

 

 

 

主要メーカーの比較とおすすめ製品


TOTO、LIXIL、パナソニックの特徴比較


TOTO、LIXIL、パナソニックは、ユニットバス市場で特に人気の高い主要メーカーです。それぞれが独自の技術と特徴を持ち、最新のユニットバス製品を提供しています。TOTOは「ほっカラリ床」や「魔法びん浴槽」など、快適性と機能性を兼ね備えた特徴が魅力です。また、コンフォートウェーブシャワーのように省エネ性能に優れた技術も注目されています。
LIXILは、デザイン性と機能性のバランスが取れた製品が多いことが特徴です。特に人気製品の「スパージュ」は、リゾートのようなリラックス空間を実現する高級感が支持されています。
一方、パナソニック「オフローラ」を代表とする、使い勝手の良さとエコな設計が特徴です。特に節水・節電を意識した設計が、環境配慮やコストパフォーマンスを重視するユーザーに選ばれています。
最新版 ユニットバス リフォーム LIXIL  
*「スパージュ」(LIXIL)
https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/spage/case/n13/
 最新版 ユニットバス リフォーム パナソニック

最新版 ユニットバス リフォーム パナソニック

最新版 ユニットバス リフォーム パナソニック
*「オフローラ」(パナソニック)
https://sumai.panasonic.jp/bathroom/oflora/

 


タカラスタンダードやクリナップの市場評価


タカラスタンダードとクリナップも、優れた機能とデザインで高い評価を得ているメーカーです。特にタカラスタンダードは、「グランスパ」や「プレデンシア」といった製品で、耐久性や清掃性を重視したエナメル素材や断熱性能に定評があります。これにより、日々のお手入れが簡単で、長年使用しても劣化しにくいという特徴があります。
最新版 ユニットバス リフォーム タカラスタンダード  
*「グランスパ」(タカラスタンダード)
https://www.takara-standard.co.jp/product/system_bath/granspa/

一方で、クリナップが提供する「ラクヴィア」は、コストパフォーマンスの良さと、スリムなデザインが魅力です。特に狭小スペースに対応した設計や、洗練されたデザインは、一人暮らしやコンパクトな住宅に適しています。市場における存在感は大きくありませんが、費用を抑えつつ機能性を求める方におすすめです。
最新版 ユニットバス リフォーム クリナップ  
*ラクヴィア(クリナップ)
https://cleanup.jp/bath/rakuvia/

 

 

人気ランキング:2024年のおすすめ製品


最新版のユニットバスランキング(2024年版)では、トップに輝いたのはTOTOの「サザナ」です。ポイントは1,990と、大きな人気を誇ります。

滑りにくさと断熱性を両立した「ほっカラリ床」や、湯温を長時間保つ「魔法びん浴槽」などが高く評価されています。

続いて「シンラ」も省エネ技術や快適な入浴体験を提供する製品として人気です。
最新版 ユニットバス リフォーム 石友  
*「シンラ」(TOTO)
https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_107.html

3位にはタカラスタンダードの「グランスパ」、4位にはパナソニックの「オフローラ」、5位にはLIXILの「スパージュ」がランクインしています。それぞれの製品がユニークな特色を持ち、多様なニーズに応えています。リフォームや新築時の参考に、上位製品の特徴をしっかり比較することが重要です。

 

 

各社のユニットバスの選び方ガイド


ユニットバスを選ぶ際には、各メーカーの特徴を理解し、自分のニーズに合った製品を見極めることが大切です。例えば、リフォームで快適性を重視するのであれば、TOTOの「サザナ」や「シンラ」が最適です。一方、デザイン性を優先したい場合には、LIXILの「スパージュ」がおすすめです。
 
また、耐久性や清掃のしやすさを重視する場合には、タカラスタンダードの製品が適しています。特に、日々の手入れを楽にしたい方には、エナメル素材の採用が魅力です。さらに、省エネや環境配慮を重視する方には、パナソニックの「オフローラ」のようなエコ設計の製品がよい選択となるでしょう。
 
購入検討時には、希望するサイズや予算、求める機能をリストアップし、それらを満たす製品を比較することで失敗のない選び方が可能となります。「ホームナビ」などのサービスを活用すると、施工業者の比較や詳細な費用感を把握できるため、効率的なリフォームの計画が立てられます。

 

 


ユニットバス購入時のポイントと注意点


サイズ選びの基本と設置条件


ユニットバスを選ぶ際、最も重要なポイントの一つが「サイズ選び」です。

ユニットバスは工場であらかじめ製造されるため、設置スペースに合ったサイズを選ぶことが必要です。住宅の浴室スペースに収まるかどうか、寸法をよく確認しましょう。

また、設置条件も購入前にチェックが必要です。天井高さ、床の状態、排水口の位置などが合っているかをリフォーム業者や施工会社と相談して確認しておきましょう。

 


希望機能の優先順位を具体化するには


ユニットバスを選ぶ際には、自分が求める機能の優先順位を明確にすることが理想の製品選びにつながります。

例えば、「温かいお湯が長持ちする魔法びん浴槽」や「ほっカラリ床などお手入れが簡単な床材」など、最新版のユニットバスが持つ多機能の中から、ライフスタイルに合致するものを把握しましょう。

リフォームを考える場合、日常生活で不便に感じる点や改善したいポイントをリスト化すると、希望がより具体的になります。

最新版 ユニットバス リフォーム 

 

 
予算設定とコストパフォーマンスの見極め


ユニットバスのリフォームはコスト面でも大きな決断が必要です。浴室リフォームの平均費用は180万円とされていますが、ユニットバス全体の交換や在来工法からの変更では130万~230万円ほど、規模によってはそれ以上かかることがあります。

そのため、費用対効果をきちんと見極めることが重要です。例えば、断熱性の高い浴槽や節水シャワーなど、省エネ性能が付加価値となる製品は、長期的には光熱費の削減につながります。メーカーごとの価格や機能を比較し、適切な予算を設定しましょう。

 


リフォームや新築時に注意すべきポイント


リフォームや新築でユニットバスを設置する場合、事前に注意すべき点があります。まず、施工スケジュールの確認です。ユニットバスのリフォームでは、工事期間が7日ほどで終わる場合もあれば、既存の浴室の形状によって14日以上かかることもあります。また、新築やリフォームで浴室スペースのレイアウトを変更する場合は、水回りの配管工事が必要となるため、費用が高額になる場合があります。信頼できるリフォームサービスを利用し、納得のいくプランを立てることが成功の鍵です。
最新版 ユニットバス リフォーム 

 

 

 

未来のユニットバスとは?最新トレンド展望


スマートホーム対応型ユニットバス


スマートホーム技術の発展により、ユニットバスも新たな次元へと進化しています。例えば、スマートフォンやスマートスピーカーを使って、リモート操作で浴槽のお湯張り、温度調節、浴室乾燥などができるモデルが登場しています。これにより、忙しい日常の中でも快適かつ効率的に入浴準備を整えることが可能です。

 

 

デザイン性と機能性のさらなる融合


近年、ユニットバスはシンプルな実用性だけでなく、デザイン性にも注力されています。清潔感のあるモダンデザインや、木目調、石材調といった高級感のある仕上げが人気です。また、最新のモデルではスリムな形状のシャワーヘッドや広々とした浴槽、間接照明を備えたおしゃれな空間演出が注目されています。これらのデザインと先進技術が融合したバスルームは、日々の入浴をより特別な体験へと導いてくれるでしょう。

 

 

 

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