リフォームコラム
富山の屋根工事リフォームのポイントは?瓦工事についても解説[Vol.736]

外壁屋根

2022.10.15

富山の屋根工事リフォームのポイントは?瓦工事についても解説[Vol.736]

住宅を雨漏りから守ってくれる屋根。ただ、屋根は一年中直射日光や風雨にさらされているということもあり、特に劣化が進みやすい場所でもあります。


そんな屋根を適切な状態に保つために行うのが、屋根のリフォーム工事です。


この記事では、事例を交えながら、富山での屋根のリフォーム工事についてご紹介します。屋根に用いられている屋根材の特徴や雪による災害を防ぐためのポイント、助成金や補助金に関する情報など、富山での屋根のリフォーム工事について詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。



富山の屋根の特徴とは?素材をご紹介


屋根のリフォームに取り組む上でまずチェックしておきたいのが、富山の住宅の屋根に用いられている屋根材についてです。


富山の住宅の屋根に用いられている主な屋根材としては、
●瓦
●ガルバリウム鋼板
●スレート
などがあげられますが、素材によってそれぞれ特徴が異なります。


それぞれの屋根材の概要と特徴についてご紹介します。


瓦屋根

瓦屋根

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/column/details_323.html


昔ながらの屋根材として親しまれている「瓦」。瓦は非常に耐久性が高いため、なるべくメンテナンスに手間をかけず、なおかつ長く使いたいと考えている方に向いている屋根材です。


重厚感の感じられるデザインも、瓦を用いた瓦屋根ならではの魅力の一つとなっています。


一方、粘土を固めて製造する粘土瓦の場合、メンテナンスにかける手間や費用こそ抑えられるものの、施工する際の費用が高くついてしまうというデメリットがあります。瓦は重量があるため、他の屋根材よりも住宅に強度が求められるという注意点もあります。


ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/column/details_227.html


アルミと亜鉛、シリコンなどによって製造される金属製の屋根材、「ガルバリウム鋼板」。


ガルバリウム鋼板は防水性に優れた屋根材でサビに強いため、メンテナンスの手間がかからない素材として重宝されています。耐用年数は製品によって異なりますが、長いものだと30年の保証がついている製品もあるほどです。


また、耐久性の高い素材でありながら瓦のように重量のある素材ではないため、住宅に負荷がかかりにくいという強みもあります。


一方で、断熱性や遮音性が低いというデメリットがあるため、それらを考慮した上で屋根に用いる必要があります。


スレート

スレート

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/column/details_227.html


日本の住宅に採用される屋根材として近年特に人気が高まってきているのが「スレート」です。


スレートには人工の化粧スレートと天然の岩石を原料とした天然スレートがありますが、コストパフォーマンスの高さから化粧スレートが採用されるケースが多くなっています。化粧スレートはセメントなどを原料として製造する屋根材で、施工する際の工事費用が安く、軽いため耐震性が高いというメリットがあります。


一方、割れやすく色あせしやすいというデメリットがあり、他の屋根材に比べるとメンテナンスの手間がかかる点はスレートならではの弱みの一つです。


また、工事に対応できる業者が少ないという北陸地方ならではのデメリットもあります。



<豆知識>なぜ富山の屋根は黒が多いの?

富山の屋根は他府県に比べて黒い屋根が多いという特徴がありますが、これは屋根に降ってきた雪を落とし、積もらないようにするためのものです。屋根に積もった雪を早く溶かすために屋根材に塗られた黒い釉薬の作用で屋根が黒くなっています。

富山に黒い屋根の住宅が多いのは、雪が多い豪雪地帯ならではの理由があるわけです。



雪などの災害に備えてチェックしたいポイント


雪による災害が懸念される富山の住宅で屋根のリフォームを検討する場合、事前にいくつかチェックしておくべきポイントがあります。


主なチェックポイントとしてあげられるのは、
●軒樋、縦樋の劣化や詰まりの確認
●雪止めを設置する
●片流れ屋根にする
●一寸勾配の板金屋根にする
●太陽光パネルを設置する
の、5点です。


それぞれ詳しく解説していきます。


軒樋、縦樋の劣化や詰まりの確認

雪による住宅への被害や災害を予防するためにまずチェックしておきたいのが、軒樋や縦樋の状態です。


軒樋や縦樋は雨水や雪解け水を排水溝へと排出するための設備ですが、この軒樋や縦樋が劣化したり詰まっていたりすると、雨水や雪解け水をうまく排出できなくなってしまいます。


雨水や雪解け水を排出できなくなってしまうと屋根や外壁の劣化を早めてしまう可能性があるため、軒樋や縦樋が劣化しておらず、正常に機能しているかどうかをチェックする必要があります。



雪止めを設置する

屋根に雪止めが設置されていない住宅の場合、雪止めの設置についても検討しなくてはいけません。


雪止めは、屋根に積もった雪が一度にまとめて落雪してしまうのを防ぐ設備ですが、この雪止めが設置されていない屋根の場合、大量の落雪が発生し、近隣の住宅に迷惑をかけてしまう可能性があります。


落雪への対策は民法第218条でも定められているほど重要なものになるため、「雪止めが設置されているかどうか」や「正常に機能しているかどうか」についてもしっかりとチェックしておく必要があります。



片流れ屋根にする

住宅の屋根にはいくつか種類がありますが、一方向のみに勾配があるタイプの屋根を「片流れ屋根」と言います。屋根に落ちる雨や雪が一方向のみに流れ落ちていくような形になっているため、片流れ屋根と呼ばれているわけです。


住宅の屋根に片流れ屋根を採用した場合、一方向のみに雪が流れるようなるため、落雪のコントロールがしやすく、近隣の住宅の迷惑になりにくいというメリットがあります。



一寸勾配の板金屋根にする

住宅地など複数の住宅が密集して立ち並んでいるような地域の場合、落雪場所を確保するのが難しいケースも少なくありません。


その場合、片流れ屋根を採用する方法でも対処が難しくなってしまいますが、そういったケースでおすすめなのが一寸勾配の板金屋根です。


一寸勾配はほとんど傾斜のないタイプの勾配で、片流れ屋根のように、屋根に積もった雪が落ちるよう設計されている屋根ではありません。雪を落とさないよう設計されているため、近隣住宅に迷惑をかけてしまったりトラブルに発展してしまったりする心配のない屋根だと言えます。


そこで気になるのが屋根に積もった雪についてですが、一寸勾配の板金屋根は梁などの横木によって屋根を支えられる設計になっているため、雪の重みによって住宅が潰されてしまう心配がありません。


一寸勾配の板金屋根は、近隣住宅の距離が近く、落雪場所を確保するのが難しい住宅に適した対処法です。



太陽光パネルを設置する

住宅の屋根を有効的に活用する手段の一つとして注目を集めている太陽光発電ですが、屋根に雪が積もりやすい富山の場合、太陽光パネルが意外な形で貢献してくれます。


太陽光パネルは本体の大部分にガラス素材が採用されており、その本体を屋根にそって斜めに設置します。ガラス素材は摩擦が生じにくく、滑りやすいため、太陽光パネルを設置することで雪が滑り落ちて積もりにくくなり、雪による災害が発生しにくくなります。


屋根のリフォームは足場を組んでおこなわれますが、足場を組むのであれば、節電や雪による災害のリスクを軽減させるためにも太陽光発電の導入を検討してみてはいかがでしょうか?


参照:https://www.ishitomo-reform.co.jp/solar/



屋根工事リフォーム施工事例


住宅の屋根のリフォームを行うにあたり、より具体的にイメージしやすくなるよう、石友リフォームサービスでの屋根の工事を含むリフォームの施工事例をいくつかピックアップしてみました。


どの事例も屋根工事リフォームを行う上で参考になる事例ばかりですので、ぜひチェックしてみてください。


屋根も張り替えして外装一新! 

段葺き屋根

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_542.html


こちらは、築20年になる住宅の屋根と外壁のリフォームをまとめて行ったお客様の事例です。


元々ベージュだった外壁をホワイトに塗り替え、より明るい印象の住宅へと変化させています。


屋根には、屋根材と屋根材の間に段差を設ける段葺き屋根を採用。段葺き屋根を採用することで水切れがよくなり、雨漏りが発生しにくくなっています。


屋根リフォームで住まいを長持ち

屋根の張り替え

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_531.html


こちらは、築31年の住宅の大規模リフォームの事例です。


お子様が里帰り出産を控えていたこともあり、
●LDKの増築
●水回りの整備
●外壁と屋根のメンテナンス
などを行っています。


既存の屋根材の劣化が見られた屋根は、全面的に張り替えをおこない、築31年の住宅とは思えない仕上がりになっています。


屋根の張り替えで安心の住まい

金属瓦

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_447.html


こちらは、築50年の歴史のある住宅を現代風の間取りにリフォームした事例です。


昔ながらの住宅の風情を残しつつも、時代にマッチした住宅にフルリフォームしました。


屋根は、既存のイメージを壊さないために瓦のままにしていますが、一般的な瓦から金属瓦へと変更しています。非常に軽い素材でありながら耐久性と耐震性に優れている金属瓦を採用したことで、より安心できる住まいへと生まれ変わっています。


洋瓦とタイルで重厚感のある住宅に

洋瓦

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_408.html


こちらは、築43年の住宅をフルリフォームした事例です。


築年数が経過したことで耐震性に不安を抱かれていたため、耐震にプラスして制震を採用。


屋根をなるべく薄くしたことで、スタイリッシュな仕上がりになっています。


レンガとの対比が美しいグリーンの屋根

グリーンの屋根がアクセントに

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_371.html


こちらは、築18年の住宅のリフォーム事例です。


最新式の水回り設備への入れ替えにともなって、屋根と窓枠の塗装も行いました。屋根と窓枠には濃いグリーンを採用していますが、高級感の感じられる濃いグリーンがレンガとの対比でより美しく感じられるようになっています。


屋根の形状を造り替え、まるで新築のように

屋根の形状を造り替え

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_156.html


こちらは、二世帯リフォームを行った築30年の住宅の事例です。


既存の屋根は雨漏りを誘発しやすいといったデメリットがあり、屋根の形状を大幅に変更。屋根の形状の変更にともなって濃い青で塗装しなおし、外壁も白く塗装し直しています。


これにより、まるで新築のような住宅に生まれ変わりました。


施工事例一覧はこちら



富山県の屋根リフォームには助成金や補助金が支給される?


省エネを意識したリフォームや耐震リフォームなど、屋根のリフォーム工事でも助成金や補助金を適用できるケースはあります。


ただし、助成金や補助金を受け取るための条件はそれぞれ異なるので、助成金や補助金の利用を検討されている方は当社スタッフにご相談ください。


詳細についてお調べし、適用可能かどうかお答えします。



<まとめ>


屋根に劣化の症状が見られる場合、雨漏りなどによって住宅の内部まで劣化が進んでしまう可能性があるため、屋根のリフォームを検討する必要があります。住宅の内部にまで劣化が及ぶと、より大掛かりな修繕が必要になるので、なるべく早く屋根のリフォームを実施するようにしてください。


住宅の屋根のリフォームは、ぜひ当社「石友リフォームサービス」にお任せください。


当社はリフォーム実績が70,000件と、北陸地方でのリフォームに強い業者で、事例として紹介したとおり、屋根のリフォームも実績も豊富です。


設計力とデザイン力にも長けているため、
「モダンな仕上がりにしてほしい」
「重厚感や高級感の感じられる家にしたい」
といったご要望にもしっかりとお応えいたします。


実際に屋根のリフォーム工事をご依頼いただいたお客様からも高い評価をいただいておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。



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