浴室・洗面・トイレ
2022.11.05
こんにちは!石友リフォームサービス石川県庁前店 インテリアコーディネーターの永島です。
今回のコラムは、石川県金沢市にございます石友リフォームサービス石川県庁前店よりお送りいたします。
トイレはご家族だけではなく友人やご親戚など、家族以外の方が使用する場所でもあります。だからこそ「いつも清潔にしておきたい」「生活感をあまり出したくない」と考える方も多い空間です。便器自体の清掃性や機能性はもちろん、内装にもこだわり、他のお部屋とは少し違った空間として楽しむのも良いと思います。
この記事ではリフォームのポイントや北陸での施工事例も含めて、トイレに関する最新情報をお届けします。住宅購入から数年、数十年経った今だからこそ気づいた、理想のトイレに近づくヒントをご提案します。
トイレと一言で言っても、大きくはタンク付きトイレとタンクレストイレに分類されます。皆さんが今使用されているトイレにタンクはついていますか?
実は、タンクがあるかないかで様々な違いがあります。近年採用率が増えているのはタンクレストイレですが、お客様によっては、あえてタンク式を採用されるかたもいるくらい、皆様メリット、デメリットをしっかり判断されたうえで、どちらを採用するかを決めています。
便座・便器・タンクの3つの組み合わせからなるトイレのことを言います。便器の後ろに設置された貯水タンクの水を利用して排水をする、昔から馴染みのある便器になります。近年では、便座とタンクが一体となり、清掃性をアップさせたデザインのものも販売されています。
メリット
・水圧を気にしなくて良い
タンクに貯めた水を使用するため、高層階で低水圧な場合でも詰まりなどのトラブルが発生しにくくなります。また、断水時も一回は使用することができるので、各家庭一台あれば災害時も安心です。
・メンテナンスが容易
タンクレスの場合、不具合が生じた際に便座のみの交換はできません。しかし、タンク式の場合は便座のみの交換が可能になるため安価でメンテナンスが可能になります。
・本体価格がタンクレスより安価
上記のようなメリットがある中で、タンクレスよりも安いとなると選ばれる方が多いのもうなずけます。
デメリット
・清掃性が悪い
便座自体に凹凸が多くあり、お掃除が大変というお悩みを多く耳にします。
タンクを必要としない構造のため、全体的にコンパクトになり、すっきりとした印象を与えます。搭載されている機能はメーカーや種類によって様々選ぶことができます。
メリット
・便器自体のデザインがシンプルで清掃性が良い
コード類がトイレに内蔵され、さらには便器周りの凹凸も少ないため非常にお掃除がしやすくなっています。
・タンク付きに比べて便器自体がコンパクト
タンクが無いことでコンパクトになり、トイレ空間を広くすっきりした印象にしてくれます。
・便利機能を多く搭載(※機種によって機能は異なります)
自動洗浄機能や便蓋自動開閉機能など、便利な機能が多く搭載している種類が多く、コンパクトで機能的、清掃性にも優れているため人気を集めています。
デメリット
・洗浄には水圧が頼りなので高層階などの低水圧な場所には不向き。
排水しきれず、詰まりの原因になることもあります。
従来のトイレと大きく違うのは、どの便器にも共通して「節水性」です。非常に技術が進み、10年以上前は13L以上のお水を使って洗浄していたものが、現在では4L以下が主流となるほどに大きく違いが出ています。一日に何度も使用する場所なので、「まだ故障はしていないけど、長く使っているので節水タイプに交換したい」という方も最近では増えてきている印象です。
こちらはTOTO NJ2を採用。
オート開閉機能がついているので、トイレに入るとフタが開き、部屋から出ると勝手にフタが閉まるので、節電にもなります。
デザインがシンプルかつコンパクトなため、狭い空間にもおすすめ。壁紙を柄物や暗めのトーンのものと合わせても圧迫感のない空間に仕上げることができます。
こちらはLIXILのサティスGを採用。
LIXILの特徴は、なんといってもアクアセラミック。頑固な汚れもスルスル落ちるのでキレイが長続きします。そして、プラズマクラスターイオンが鉢内を丸ごと除菌してくれるというのも魅力的です。
内装にはエコカラットを採用。電気を使わずに「調湿」「脱臭」「有害物質の除去」をしてくれる優れもの。空間のアクセントとしてもおすすめです。照明は壁面を照らす間接照明を取り入れ、落ち着いた空間を演出してくれています。
こちらは、LIXILのサティスSを採用。
充実した機能を搭載しながらもコンパクトな設計になっているのが特徴のひとつ。
インパクトのある柄物のクロスをアクセントに採用することで特別感のある空間に仕上げています。黄色の中でも彩度、明度が低いものや柄物を選択することにより、温かみが感じられ、ホッと落ち着ける空間になっています。また、壁の厚みを利用した「ニッチ」といわれる凹みを作り、小物を飾るスペースを設けているので、季節や気分に応じて飾るものを変えて楽しめます。
こちらは、パナソニックのアラウーノS160を採用。
節電、省エネ機能を備えており、停電時も電池を使って洗浄することができるので、もしもの時にも安心。また、清掃面でも他メーカーとは違い、本体上部にある洗剤タンクに、食器洗いで使う中性洗剤をセットすることで、洗浄するたびに鉢内に泡が充填し、尿の跳ね返りを防いでくれます。
ペーパーのストックや掃除道具は、収納を設けることで生活感を出さず、スッキリ片づけられるようにしました。
統一感を出すため、木部は濃い茶色で統一。壁紙は少しベージュ気味にすることで落ち着きのある空間を演出しています。
こちらは、TOTO ネオレストシリーズを採用。
機能性、清掃性を兼ね備え、さらに丸みを帯びたデザインが空間をやわらかくしてくれるTOTOトップクラスの便器になります。
全体にグレーを基調にしつつ、トイレ背面の腰壁やカウンター、手洗いをブラウン系にして温もりのある空間をコーディネートしました。背面にはエコカラットとモザイクタイルを使用し、調湿や脱臭といった機能面に配慮しながら、変化をつけているのがポイントです。
こちらもTOTOネオレストシリーズを採用。
内装は奥様好みのテラコッタ調の床や、ナチュラルな木目調の壁紙で、遊び心のあるトイレとなりました。
時代とともに進化する洋便器。タンクの有無のメリットデメリットのほかにも、機能性やデザインはメーカーによって様々。今回ご紹介しきれなかった、収納付きの便器や、床から浮いている便器など、他にも様々な種類、特徴や機能を持ったトイレがありますので、お客様が重視する部分に応じて選択することをおススメします。
また、冒頭にも述べたように、いろいろな方が使用するトイレ空間をお家のアクセントとして、機能性だけではなく、趣味趣向をこらしたこだわりの空間に仕上げることが、より楽しく充実した生活を送る上で必要なのではないかと考えております。一回の使用時間が長くならないことから、軽視されがちな空間ではありますが、毎日数回使用するお部屋、長時間使用しないお部屋だからこそ、こだわりを詰めた空間にすることで気持ちを豊かにしてみてはいかがでしょうか。
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