リフォームコラム
和室から洋室にリフォームする方法!メリットや注意点、富山での施工事例を紹介[Vol.853]

その他・お役立ち情報

2023.06.01

和室から洋室にリフォームする方法!メリットや注意点、富山での施工事例を紹介[Vol.853]

「使っていない和室をリフォームしたい」
「和室から洋室にリフォームしたいけれど、イメージがわかない」
など、なんとなく和室のリフォームを検討していても、疑問が多く本当にリフォームすべきか悩んでいる方も多いでしょう。


和室から洋室にリフォームすることで、ライフスタイルに合う快適な住まいを作り出すことが可能ですが、どのようなメリットがあるのか、プランニングするときは何に注意すべきかなどポイントを押さえておくことが大切です。


そこで今回は、和室から洋室へのリフォームで失敗しないためにおさえておきたい注意点や、富山の和室リフォームの施工事例などを解説していきます。富山で和室から洋室にリフォームしたいと考えている方はぜひ最後までご覧ください。



和室を洋室にリフォームするメリット


和室があれば来客時に対応しやすいことに加え、家全体が落ち着いた雰囲気になるなどの魅力があります。しかし、生活スタイルの欧米化に伴い、和室があるもののほとんど使っていない家庭も多いのではないでしょう。


ただ、家には「和室があって当然」という認識が強く、使わないとはいえ洋室に変えるのは躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。


そこで、和室から洋室にリフォームする際は、どのようなメリットが得られるのか確認するのがおすすめです。メリットを把握できれば、現状の暮らしと比較してリフォームすべきか検討しやすくなります。


ここでは、洋室にリフォームすることで得られるメリットを解説します。


掃除しやすくなる

和室から洋室にリフォームすることで、掃除しやすくなるのがメリットの一つです。


畳のお手入れは、掃除機で表面を掃除することは可能ですが、きちんと汚れを取り除くには、日常的にほうきで掃いたり、布で乾拭きをする必要があります。


畳の原料である い草は、湿気が多いと水分を吸収してカビやダニの発生をしやすくしてしまいます。
畳を取り外して天日干しするのも効果的な掃除方法ですが、頻繁に行うのはむずかしいでしょう。


一方、洋室は天日干しが不要でカビやダニが発生しにくく、掃除機をかけるだけで日常的な掃除が完了します。時間があるときにフローリング用ワイパーで拭き掃除すると、きれいな空間を維持できるでしょう。


バリアフリー化に向いている

和室から洋室にリフォームすることで、バリアフリーに配慮した住まいにできるのもメリットです。


和室は高齢者に好まれる印象がありますが、畳に直接座ったり、布団を敷いて寝転んだりすると、立ち上がる・起き上がる動作で足腰に負担がかかります。高齢になるにつれて筋力が衰え、関節の動きも悪くなるため、畳で生活することが体の負担になるのです。


一方、洋室であれば、ソファーやベッドを使って生活するため、立ったり座ったり、寝転んだりする動作が楽にでき、体への負担を軽減できます。


畳や障子のメンテナンスが不要になる

和室は畳や障子のメンテナンスに手間とお金が必要ですが、洋室なら大きなメンテナンスを行わずに長く暮らせます。


畳は「裏返し」「表替え」「新畳」という3つのメンテナンス方法があり、新しい畳を設置してから2~5年ほどで裏返し、3~10年で表替えが必要です。さらに、約15年で新畳と呼ばれる畳床も含めて新調するメンテナンスが必要になり、畳の状態を維持するには手間とお金がかかります。


また、障子は年数が立つごとに黄ばみや穴あきが発生するため、2~5年を目安に張り替えが必要になるでしょう。畳と障子のほかにもメンテナンスすべき箇所が複数あり、状態を維持するのは簡単でないといえます。


一方、洋室は大きな劣化や汚れが発生しない限りメンテナンスが不要なので、暮らしやすいのが魅力です。


カビやダニの発生を抑えやすい

フローリングは畳に比べてカビやダニが発生しにくく、清潔な住まいを維持しやすいといえます。


というのも、フローリングは畳のように奥にダニやホコリが入り込まないため、フローリングに掃除機をかけたり、拭き掃除をしたりするだけで清潔な状態を維持できます。


また、家具を動かしやすいので汚れやホコリを発見しやすく、掃除の簡単さからカビやダニの発生を抑えやすいのです。



富山県で和室を洋室へリフォームするときの流れとポイント


和室から洋室にリフォームすることでさまざまなメリットが得られるとわかったものの、どのような流れでリフォームを行うのかわからない方も多いでしょう。


和室から洋室にリフォームするときは、以下の4箇所をリフォームするのが一般的です。
●床
●天井・壁
●収納
●建具


ここでは、部分ごとのリフォームを詳しく解説します。


【床】畳からフローリングにする

和室と洋室の大きな違いといえば「床」です。


和室を印象付ける畳をフローリングに変えることで、がらりと印象が変わります。


床をリフォームするときは、まず畳を剥がして下地材を入れます。
適切な下地処理を施すことが重要となります。
畳の厚さが4~5cmであるのに対し、フローリングは1~2cm程度であるため、畳とフローリングではもともとの厚みが異なります。
単に床の張り替えただけでは段差ができてしまうので、下地材を入れて隣り合う部屋との段差を調整する必要が出てきます。
また、畳の下に断熱材が入っていない場合は、下地材と断熱材を入れてからフローリングを張ります。


床だけのリフォームなら、6~8畳で1~2日程度の工期が一般的です。


【天井・壁】クロスを貼って洋風にする

和室から洋室にリフォームする場合、壁や天井なども一緒にリフォームすることが少なくありません。和室の壁や天井は、和室に合わせたデザインになっていることが多いため、床だけ洋室にしても、壁や天井のせいでミスマッチになってしまうのです。


柱がみえる「真壁」は、和室ならではの壁構造で、洋室では、柱を隠す「大壁」が一般的です。
真壁から大壁に変更するには、既存の真壁を解体して下地から組み直す方法と、既存の真壁の上からボードを全体に張り、クロスや塗装で仕上げる方法があります。


また、天井板がみえる和室の天井は、壁と同様、解体または上から一枚重ねる方法で洋室仕様に変更できます。断熱材が入っていない場合は下地材と断熱材を入れて、石膏ボード(プラスターボード)を施工し、洋風のクロスを張ります。
工期は3~4日程度でしょう。


部屋のイメージに合わせて仕様を選べば、洋風の部屋にリフォームできるでしょう。


なお、砂壁をリフォームするときは工事内容によりますが、3~4日程度の工期が一般的です。


【収納】押し入れをクローゼットにする

和室に設置されている押し入れは、布団を収納するのに便利な構造になっていますが、衣類や小物を収納するには不便に感じるでしょう。そこで、床や天井などをリフォームすると同時に、収納のリフォームを行うこともあります。


最も簡単な方法は、中段を撤去してハンガーパイプを取り付ける方法です。ただ、見た目は変わらないため、建具も洋風に合わせて変更するのが一般的です。


押し入れのリフォームは床材の補強や張り替えが必要になるケースも多いので、工期は3~4日程度かかるでしょう。


【建具】襖をドアに変更する

襖やドアなどの建具も床と同様に和室を印象付けるポイントであり、床はフローリング、建具は和室のままではミスマッチな印象になります。


そこで、もともとある襖や障子の枠を生かして洋風の引き戸を設置するのが一般的です。既存の枠を生かせて可動域が変わらないため、家具の配置を変更する必要がありません。


また、開き戸にリフォームすることも可能ですが、ドアを開け閉めするスペースがあるか確認したり、新たに壁を作ったりする必要があり、やや手間がかかります。



【石友リフォームサービス】富山での和室リフォーム施工事例9選


和室から洋室へのリフォームを検討しているものの、実際にどのようなリフォームが可能なのかイメージがわかないという方も多いのではないでしょうか。


ここでは、富山で行われた和室リフォームの施工事例を9件紹介します。


事例1:白を基調としたスタイリッシュなLDKはホームパーティーを楽しめる大空間

【After】

LDKリフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_362.html


購入した中古物件のキッチンとリビングが離れていて使い勝手が悪かったため、リフォームを検討されました。


もともと大きな和室だったところをリビングとして洋室にリフォームするとともに、家の端に離れて設置されていたキッチンをリビングに移動させる大規模なリフォームとなりました。


床材はフローリングではなく大判タイルを採用し、白を貴重としたスタイリッシュな空間に大変身しています。


事例2:こだわりの家具が映える広々リビングの家

【After】

リビングリフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_387.html

 


築53年の住宅に老朽化を感じたためリフォームを依頼されました。


続き間の和室の一部分をリビングとして洋室にリフォームされています。すべてを洋室に変えるのではなく、あえて和室を残しつつ、リビングは暮らしやすい洋室にリフォームされているのがポイントです。


老後に備えて安全性やバリアフリーに配慮し、段差のないリビングとなっています。


事例3:お互いに快適。イマどき二世帯の理想の住まい。

【Before】

和室リフォーム

【After】

LDKリフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_389.html


親世帯・子世帯で快適に暮らせる二世帯住宅を目指して、リフォームがスタートしました。


独立キッチン、茶の間、和室と区切られていた間取りを一体化して開放感のあるLDKを実現。オープンスタイルの対面キッチンや室内干しスペース、パントリーを設けるなど、新しい設備や仕様を取り入れて快適な空間になっています。


事例4:小さいころからあこがれていた欧風インテリアの家

【Before】

和室リフォーム

【After】

リビングリフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/6.html


築33年が経ち、水回りの設備のリフォームを行うとともにリビングのリフォームも行われました。


ダイニングキッチンと和室の居間を一続きのLDKにすることで、明るく開放的なLDKが実現しました。お施主様の憧れであった北欧インテリア風の住まいになるよう、リビングの床材やインテリアなど随所に北欧らしさを取り入れており、統一感のある優しい風合いの空間となっています。


事例5:笑顔広がるウッドデッキと快適LDK

【After】

LDKリフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/7.html


家族が集まれる場所がない、キッチンやダイニングが暗いといった悩みを解消するためにリフォームがスタート。


2階部分の和室をすべて洋室に変更し、子どもたちが集まりやすい場所を確保。リビングにはフラットに続く畳スペース、掘りごたつスタイルのテーブルを配置し、横になって広々とくつろげるLDKにリフォーム。


また、リビングからフラットにつながるウッドデッキも採用し、プライベート空間でBBQなどを楽しめる場所も実現されています。


事例6:セカンドライフ夫婦2人暮らしの快適空間

【After】

LDKリフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_400.html


家族構成の変化に伴い、間取りが悪いうえに寒い、耐震性に不安のある住まいのリフォームが行われました。


ダイニングキッチンと和室をつなげ、LDKに変更することで開放的な団らんスペースとなりました。キッチンの向かいに小上がりの畳コーナーを設け、キッチンに立っている奥様と自然な会話が生まれるように設計にも工夫されているのがポイントです。


事例7:三世代住宅へ生まれ変わった家

【After】

LDKリフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_433.html


三世代と猫との同居に合わせ、全員にとって快適な暮らしができる空間にしようとリフォームがスタートしました。


階段の位置を変更して大幅な間取り変更を行い、土間と台所、和室の1つにしてLDKにすることで、太陽光が差し込む開放的なLDKとなりました。


料理好きの奥様と娘様のために、キッチンの中に2箇所のIHクッキングヒーターを設け、2人でキッチンに立っても料理を楽しめる特別仕様になっているのがこだわりです。


事例8:寒い日もペレットストーブと無垢床が心地良い夫婦のこれからを優しく包む住まい

【After】

リビングリフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_443.html


老後に向けてリフォームを検討していたお施主様は、寒くて使わないお部屋を有効活用し、収納を追加したいという願いもあり、リフォームを決断されました。


キッチン、リビング、和室はLDKと畳コーナーにリフォームし、暗かったお部屋は明るく広々とした空間に生まれ変わりました。
また、高断熱の樹脂サッシを使用し、冬場はエアコンだけでも暖かく過ごすことができるため、光熱費削減につながります。


お孫さんのおもちゃが片付けられる収納も設け、将来快適な暮らしをしたいというお施主様の想いが詰まった、温かみのある住まいが完成しました。


事例9:若夫婦が生活しやすい空間

【After】

リビングリフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_450.html


築60年の住まいを二世帯で快適に暮らせる家にしたいという要望のもとリフォームが行われました。


洋室、和室、廊下の一部をつなげて24帖の広々としたLDKを実現。大型テレビをリラックスして鑑賞できるように設計されており、テレビ裏のアクセントウォールがオシャレな印象を際立たせています。



和室から洋室へリフォームするときの注意点


富山の和室リフォームのさまざまな事例を紹介しましたが、事例をみると
「自宅の和室も洋室に変えたい!」
「複数ある和室をひとつの空間にしたい」
など、具体的なイメージが持てたのではないでしょうか。


しかし、和室から洋室にリフォームしたものの、後悔するケースがあります。ここでは、和室のリフォームで失敗しないために押さえておくべき注意点を解説します。


家全体や他の部屋の内装とのバランスを考える

和室を洋室にリフォームするときは、隣接する部屋や家全体の雰囲気を考慮し、バランスを意識しながらプランニングを進めることが大切です。


たとえば、和室から洋室にリフォームしたとはいえ、ドアが和風のデザインのままではちぐはぐな印象になってしまいます。


また、複数ある和室の一部を洋室に変更する場合も、和と洋の雰囲気が馴染むように「和洋どちらの空間にもなじむデザインの建具」を採用するのがおすすめです。


全体の印象を見て、調和を意識しながら計画していくと統一感ある空間になります。


なお、石友リフォームサービスなら、事例で紹介した通り和室のリフォーム実績が豊富であるため、全体のバランスを意識した最適な提案が可能です。


優先順位を決めておく

和室から洋室にリフォームするときは、優先順位を決めておくことも大切なポイントです。


リフォームには予算があり、予算を考慮すると和室全体をリフォームするのがむずかしいケースも少なくありません。和室は部分的なリフォームが可能であるため、どこを優先してリフォームするか決めておくと、スムーズに計画を進められます。


なお、優先順位の決め方に迷っている場合は「床→壁→襖」がおすすめです。畳をフローリングに張り替えるだけでも部屋の雰囲気が大きく変わるため、まずは床から計画を進めるのがよいでしょう。


床の強度や防音性を確認する

畳とフローリングを比較すると、フローリングは畳より強度や防音性が低く、床材を入れ替えただけでは強度不足になったり、下の階に音漏れしたりする可能性があります。


そのため、床のリフォームを行うときは下地になる根太部分を補強することが重要です。


床をリフォームするときは、どのような工程で工事が進められるのか確認し、きちんと補強されるのか確認しておきましょう。


賃貸物件の場合は管理規約を必ずチェックする

アパートやマンションなどの賃貸物件にお住まいの方で、和室から洋室にリフォームしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。


賃貸物件のリフォームを検討するときは、和室リフォームに限らず「管理規約」の確認が必須です。管理規約の内容によっては、和室リフォームが実施できないケースもあります。


もし、勝手にリフォームを行うと管理会社やオーナーとトラブルになり、違約金の支払いを求められたり、原状回復を求められたりする可能性があります。トラブルを防ぐためにも、管理規約を確認したうえでオーナーや管理会社に相談し、許可を得てから工事しましょう。



まとめ


今回は和室から洋室にリフォームするメリットや富山での事例、注意点などを解説しました。


築数十年の家には和室が採用されていることが多いものの、生活様式の変化により使っていない家庭も少なくありません。ただ、和室を洋室にリフォームする際は「どのような目的でリフォームしたいのか」を明確にし、注意点についても理解しておくことが重要になります。


和室のリフォームで実現できることはたくさんありますので、ぜひ当社「石友リフォームサービス」にご相談ください。当社はリフォーム実績が75,000件超と北陸地方でのリフォームに強い業者で、施工事例として紹介させてもらったとおり和室リフォーム実績も豊富です。


予算や要望に合わせて、完全オーダーメイドの提案をさせていただきますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。



石友リフォームサービス富山エリアの情報はこちら