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2023.10.16
「畳からフローリングに変えたい」
そんな方に向けて、本記事では具体的な方法や施工期間などについて解説していきます。最後には、石友リフォームサービスが畳からフローリングにリフォームをした「施工事例8選」をご紹介します。ぜひご覧ください。
畳からフローリングにリフォームする方法は、以下の3つがあります。
●張り替え工法
●重ね張り(上張り)工法
●ウッドカーペットやクッションフロアを設置する
どちらの工法にも、それぞれメリット・デメリットがあります。目的や経済状況などによって使い分けることが大切です。ではこれから、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのかについて見ていきましょう。
張り替え工法とは、既存の畳をはがしてフローリングに張り替えることを言います。
張り替え工法のメリットは次の5つです。
1. フローリングの下地をしっかりと整えられる
2. 畳の湿気やダニの問題を完全に解消できる
3. 仕上がりで高さの違いが生まれない
4. 隣りの部屋との段差を解消できる場合がある
5. 床下に断熱材を入れられる
一方、デメリットは次の通りです。
● コストが高くなることが多い
● 工事期間が長くなることがある
張り替えることで下地を整えたうえでフローリングに一新できますが、コストや期間がかかるデメリットがあります。
重ね張り工法とは、既存の畳の上に新しいフローリング材を重ねて張る方法のことです。
重ね張り工法のメリットは次の2つです。
● 工事期間が短く、コストも抑えられる
● 畳の状態によっては、防音や断熱効果が上がることがある
一方、以下のようなデメリットもあります。
● フロア材が固定できない
● 既存の畳が傷んでも交換できなくなる
● 畳表と縁に段差があるので、上張りしたフロア材のジョイントでミシミシ音が出る
● 畳寄せや敷居との段差ができてしまう
● 重さや厚みが増すため、部屋の高さが低くなることがある
● 畳の湿気やダニの問題を完全には解消できない
畳を取り除く必要がないため、張り替え工法に比べてコストや期間がかかりませんが、既存の畳や下地の状態によってはトラブルが起こる可能性があり、おすすめできません。あくまでも仮の措置と考えるべきでしょう。
ウッドカーペットは、木の板をつなぎ合わせたカーペットで、クッションフロアは、ビニール素材のカーペットに木目を印刷したものです。これらを畳の上に設置する方法もあります。
ウッドカーペットやクッションフロアを設置するメリットは次の3つです。
● コストを抑えられる
● デザインのバリエーションが豊富
● 設置が非常に簡単で、専門知識や特別な道具が不要
一方、デメリットは次のようなものがあります。
● クッションフロアの場合は下地として合板を敷く必要がある
● ウッドカーペットの場合はミシミシ音がする
● 寝ころぶと肉がはさまることがある
● ウッドカーペットは埃やゴミがはさまる
● 耐久性が低い場合がある
● 重い物を置いた際の跡が残ることがある
● 畳の湿気やダニの問題を完全には解消できない
アパートの和室をフローリングにするなど、原状回復が必要な場合にはおすすめです。デザイン性が高いものもあり、コストや工事期間を抑えられるのも特徴です。一方で耐久性が低く、傷や後が残りやすいというデメリットがあります。また、畳の状態によってはさまざまなトラブルが起こる可能性も否定できません。
畳からフローリングへのリフォームには専門の技術や知識が必要です。そのため、基本的に専門業者への依頼をおすすめします。どうしても経済的な状況や時間をかけたくないという理由からDIYで行いたい方は、比較的施工しやすいウッドカーペットの設置を選択しましょう。
しかし、綺麗に施工できないことがあったり、失敗したりすることもあるので、おすすめはできません。DIYで畳からフローリングへのリフォームする場合は、十分注意して行うことが大切です。
畳からフローリングへのリフォーム期間は、選んだ工法やリフォームの規模によって異なります。一般的な目安は次の通りです。
● 張り替え工法:他の工法と比べて期間が長く、小~中規模のリフォームで「1~2週間程度」
● 重ね張り工法:重ね張りは比較的短期間で終わることが多く、一般的には「数日から1週間程度」
● ウッドカーペットやクッションフロアの設置:3つの施工法の中で、最もかかる期間が短く「1~2日程度」で設置が完了する場合が多い
上記はあくまで目安です。実際にかかる期間については、依頼する業者に確認しましょう。
ここからは、富山県で行われた畳からフローリングへのリフォームの施工事例を8つ見ていきましょう。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/1.html
築50年の家に三世代で7人で暮らしていたお施主様のご家族。子どもたちが成長したため、子ども専用の部屋を作るためにリフォームを開始しました。
2階は子世帯専用空間となり、キッチンやシャワールームも新たに設置されました。LDKは2階の中心部に配置され、日中どの時間でも明るく過ごせます。また、床材や照明器具はお施主様のこだわりが詰まっており、愛着のある柱や梁を一本も抜かずに再利用されているのが今回のリフォームの特徴です。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/6.html
新築から33年が経過し、水回りが古くなってきたことを感じてリフォームを検討し始めた今回のリフォーム事例。「せっかくリフォームするなら憧れの北欧インテリア風に」ということで、LDKを北欧インテリア風に仕上げ、あたたかい雰囲気となりました。また、住宅全体の実用性が上がり、より快適に生活できるようになっています。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/34.html
住み替えとリフォームで悩んでいたお施主様に、サステナブルリフォームと耐震リフォームを提案し、施工した事例です。
元々あった和室とLDKを繋げて広々としたフローリングのLDKにしたり、もう一つの和室をおばあさまの寝室の横に移動させたりすることで、より快適に生活できるようになっています。さらに、災害に強く電気も買わずに済む住宅になったため、快適性だけでなく安全性と環境への優しさも兼ね備えた住まいに仕上がりました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/47.html
母親が一人で暮らしていた家を、二世帯で暮らせる家にしたいというお施主様のご希望からスタートしたリフォーム事例。
部屋の多くが畳の部屋でしたが、ほとんどをフローリングにリフォームし、モダンな印象に変わりました。子世帯のLDKと親世帯のLDKの間には和室を残し、リフォーム前の面影が感じられるようになっています。また、耐震性や断熱性の改善にも力を入れたため、リフォーム前に比べて快適に生活できる住宅となりました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/64.html
実家を引き継いだお施主様が、老後も夫婦で暮らせるようにリフォームを行った事例です。今回のリフォームでは、畳からフローリングにリフォームした箇所だけでなく、畳を現代風にした部屋もあります。フローリングの部屋と違和感なくつながっており、大きな窓を設置することで開放感のある和室に仕上がりました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/68.html
玄関が分かりにくいという悩みから始まったリフォーム事例です。玄関の位置を変更するだけでなく、インテリアデザインにまでこだわりました。
また、住宅内のリフォームでは、和室を繋げて畳からフローリングにすることで広々としたLDKを作り上げました。ナチュラルな家具が印象的なあたたかい空間になっています。さらに別の和室をフローリングにして、ご夫婦がゆっくり休める寝室に変貌させました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/55.html
思い入れのある和室を残したいというお施主様の希望があったリフォーム事例。思い入れのあった和室だけを残し、他の和室はフローリングに張り替えて、LDKや寝室、セカンドリビングにリフォームしています。全体的に断熱性が高まり、省エネかつ快適に生活できる空間になりました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/62.html
空き家になっていた実家のリフォームを行った施工事例です。昔ながらの住宅で、実用性や断熱性の低さが問題となっていました。そこで、各部屋は広々とさせながらも、各エリアに収納スペースを設け、物が散らかりにくい住宅になりました。また、外壁からリフォームすることで断熱性も向上しています。また、元々あった畳の部屋はフローリングに張り替え、かつて台所があった場所に和室を移動させました。
畳からフローリングへのリフォームでは、3つの方法があり、基本的に専門業者へ依頼することがおすすめされます。しかし、「業者が多くてどこに依頼すればよいか分からない」という方もいるでしょう。富山県、石川県、福井県、埼玉県で、業者選びに悩まれているのであれば石友リフォームサービスへの相談を検討してみてはいかがでしょうか。78,000件越えのリフォーム実績があり、多くの方から喜びや感謝の声を頂いています。先ほどご紹介した施工事例も掲載していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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