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2023.11.07
皆さん、こんにちは!
今回は、50代のセカンドライフリフォームについてお話します。
最近、私の高校のときの同級生と会う機会がありました。
それは高校のときの部活動の仲間です。
若かった頃は、そのころに流行った歌を大声で歌ったり飲みに出かけたりして、それなりに青春を謳歌していました。
現在、久しぶりに会ったのですが、10年ぶりくらいでしょうか。
5人が集まりました。食事をしに行って近況報告したのですが、その集まりが正直、衝撃的な出来事が多かったです。
今まで感じた感想と違い自分も含めて大きなうねりの中にいるような、そんな印象でした。
おそらく、人生の中でターニングポイントを迎えたのではと思いました。
今回、50代の方のいろいろなライフスタイルがある中で、今までと違ったセカンドライフにシフトチェンジされた方の事例をご紹介します。
リフォームを考え始めるきっかけは様々な理由があげられます。
お客様の年代、ご家族の転機、経済的要因など様々です。
そんななかで、現在50代の方の生活の変化が私も共感しました。
では、実際にどんなことが生活の中で起きているのか?
最初にその方のお話を聞いて、私が共感したのは年代がほぼ同じということで、まずは家族との関わり方でした。
同じ家族構成ではないにしても、生活を送るにあたってどんな気持ちで送っていらっしゃるか、関心を持たせていただきました。
まずは、相談をお受けしたときは、ご夫婦の二人住まいで、長男さんが県外で大学に通われていました。息子さんとしては、よくお話をする親子関係でお酒を飲んでくつろぎながら、いろいろなお話をされていました。県外なのでおそらく半年に一度程度、お会いされていたと思いますが、話題のひとつが就職でした。
結論を先に言うと、息子さんは地元への就職を考えていませんでした。おそらく住まいと就職先の候補が距離的に近くないことが理由で、自宅から通うという選択肢が最初からなかったということでした。
その選択に、ご夫婦は納得していらっしゃいました。それにともなって我が家は現段階では後継がいないということになりました。
これが、お客様のリフォームを考えるきっかけの1つ目となりました。
そんなお話を聞いたあとに、リフォームの相談をさせていただきました。
住まいは2階建て、築年数が28年のお住まいでした。ご夫婦の生活の中心は2階で、水回りもそこにある生活でした。
そんななかで、1階にはお母様が生活をしておられました。家を建ててから、ご主人がご成人、ご結婚されるまで家の中心は1階にありました。ご結婚を機会に2階に生活をするための水回りを用意したので、家の中には2つの水回りがある形でした。
それから何年もたって、ご両親のうちお父様が先立たれ、お母様のお世話に何年かかかったとおっしゃられました。その間にお母様の介護で1階の水回りは使われない状態で、数年過ぎたそうです。
そんななかで、お母様がお亡くなりになり1階は水回りをはじめ、すべての部屋が使われない状態になりました。
これが、お客様のリフォームを考える第2のきっかけとなりました。
このようなきっかけを踏まえて、1階の全改修のご相談をお受けしました。
その内容は、ご夫婦2人で暮らすことを前提に、とにかくご夫婦の気にいったものにこだわりたい、ご夫婦2人がお住まいで、なるべく友人が来て大勢でワイワイして楽しみたい。そんな場所ができればいい!
こんな雰囲気で我が家の理想を語られました。
リフォームさせていただき、思われていた理想に近づいた形として仕上がりを見ることができました。
ご夫婦の満面の笑顔が印象的で、お手伝いをさせていただき、ほんとうによかったと思いました。
先日、お宅訪問でご夫婦のお住まいをあらためて見させていただきました。リフォームしてから1年と5ヶ月ほど経ったお家です。
お客様にご挨拶をして、そのあとの生活を送ったうえでの感想を聞かせていただきました。
実際に、住まわれてどう思われているのか?何か不都合が起きてないか?
何か手直しすることがあればすぐに直そう、と思って尋ねましたが、
「今のところ、何もなく、快適に住んでいるよ!」
というお言葉をいただきました。
そのお言葉がうれしかったのと、何よりそのお顔の表情が笑顔でいっぱいだったのが、印象的でした。
そんな経験をさせていただき、うれしかったのと同時にご夫婦には住まわれてからの補足的にするアドバイスをさせていただきました。
それは二つのことでした。
一つは、きれいに仕上がったところを満足してください。その上で見えなくなる部分に注意して、一年に一度でいいので点検してくださいということをお話しました。
もう一つは、10年程で息子さんの取り巻く環境や、ご家族の人数がかわったりすると思われるので、そこの点をご夫婦で話し合って事前に準備しておくことが大切です、ということをお話しました。
私も50代の今、正直に先の未来を感じてお話することができました。奥様が神妙な表情で、わかりましたと言っていただいたのは印象的で良かったと思います。
ここまで50代の方の例を挙げさせていただきましたが、セカンドライフの過ごし方は決して画一的なものではない、さまざまな楽しみ方があります。
「自分はどんなセカンドライフができるのだろう?」
と思われることが、その第一歩になります。
よりよいセカンドライフを過ごすためには、
・友人と語り合える
・趣味を楽しむ
・旅行をする
・学び直す
・仕事をセーブする
・移住して環境を変える
など、さまざまな形が想像できます。
これまでの生活をシフトチェンジして、軸になりそうな出来事を中心におくのはいかでしょうか?
先の計画について考えるときに、住まいもその描かれる理想に近づいた形ができるのではないかと思います。
仕事のリタイアを機会に、私もセカンドライフを考えようと思います。
そして、実りがあって充実したと思えるような人生を迎えることが、これからの目標になるように頑張っていきたいと思います。
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