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2024.03.07
こんにちは!住まいのお悩み相談室です!
今回もお客様にご相談をされてアドバイスをさせてもらった話がありますので、参考にご紹介させていただきます。
それでは、今回はこんなご相談です。
お悩みの割合・・・今回は「家族」については40%、「お家」については40%です。
お家の収納場所を創り出し、片づけの具体的なサイズや配置するものの場所を最初から決めておくと、自ずと家族がその場所へと足が向いていきます!
それでは、片付かない理由って何なのでしょうか?
その原因を片付けの事例をご紹介しながらその原因を探ります。
「片付けが得意な私が考えた収納方法を夫や子どもが受け入れられないのは、やる気がないだけ」と家族にイライラしたり・・・・・・といったことがよくあります。
けれども大抵の場合、
片付かない原因は、
その収納の仕組みが自分や家族に合っていないだけのこと。
そして、
“使いやすさ”を基に、
最初からそのルールを決めて、それに即した収納を家族で決めておけば、自然と片づけられる!
と思います。
それでは、自分自身や家族に合った仕組みを作り出すには、どうすればいいのでしょうか?
石友リフォームサービスでは、その手がかりとして「適材・適所・適量」といったキーワードを基に「収納スペースの有効活用」を取り入れることがあります。
その内容をご紹介させていただきます。
毎日の家事動作が繰り返され、
「大変つかれたなあ!」
と思うことは、当たり前にあると思います。
そこでは、ストレスに感じることも多々あるのではないでしょうか。
そんな生活のストレスには原因があります。
1つ目は、収納スペースがうまく使えないということ。
2つ目は、動きづらい、間取りが悪いなど動きに関すること。
3つ目は、くつろげないということ。
集約すると、この3つがお家の中での代表的なストレスの原因かと思います。
その中でも収納スペースについて深掘りしたいと思います。
収納スペースを有効活用するポイントは、「適所・適材・適量」です。
適所とは、使うところに使うものを納めるということ。
例えば、ドライヤーを洗面所で使うご家庭もあれば、お子様が小さくリビングで使うご家庭もあると思います。
そのお家ごとに合った場所に収納することで、毎日の生活が少し楽になるのです。
適材とは、収めているモノが出し入れしやすいということ。
せっかく収納していても、手前に別のものが置かれてしまうと出すことが大変になります。また手の届かないキッチンの吊戸に日常使うものを収納してしまうと、それだけで毎日ちょっとしたストレスになってしまいます。
適量とは、必要なスペースだけにするということ。
収納は作れば作るだけよいということではありません。
管理できる量の物を収納できるのに必要なスペースを作るということが大切になります。
それでは、実際に収納提案をしたリフォームの事例を見ていきましょう。
(築34年)
こちらがリフォーム前の図面になります。
キッチンとリビングはつながった形になっていますが、和室の多い家ですよね!
この青い部分を減築して、リフォームを行いました。
工事前の様子が次の写真です。
そして、こちらがリフォーム後の図面です。
ピンクの部分を増築して、このような間取りになりました。
動線を考え水回りをまとめたり、二世帯の家なので1階に親世帯の寝室、2階に子世帯の寝室を設けてあります。
リフォーム後の写真がこちらになります。
これはリビングの様子です。
玄関もこのようにきれいになりました。
それでは、この家にどのような収納を作ったかを具体的にみていきたいと思います!
ご紹介させていただくポイントは3つです。
1つ目は、ポイント①リビングポケットです。
リビングポケットというのは、リビングの一角に設けた収納になります。
この物件では、リビングが畳コーナーになっているので、畳コーナーの奥に作りました。
写真を見て頂きますと、入り口が2ヶ所見えると思います。
こちらが、リビングポケットの入り口になります。
コンセプトは「リビングは狭くしてでも広く使う」。
リビングは少しでも広くしたいと思われる方も多いと思います。
しかし、リビングを少し狭くして、この収納をつくることで、リビングが散らからず、逆に広く使うことが出来ます。
まず、見て頂くと分かるように入口が2ヶ所あります。
これは、どちらからも出入りができるように回遊型になっています。
家族がよく使うリビング収納だからこそ、回遊でき収納しやすい形にし、また家族がそれぞれ、必要なものを取り出しやすくするために、2ヶ所入り口を設けました。
もちろんお客様が来たときは扉を閉めて隠すこともできます。
ポイント①リビングポケット
リビングは、家族が集う中心の場所です。
外から帰ってきたカバンを置いたり、本を読んだり、お子様がいる家庭では宿題をしたり、
いろいろなことに利用します。
そうすると、いろいろなものもリビングに集まってきます。
多目的なものを収めるために、リビングポケットは多目的な収納空間であり、また、収める物の指定席を作ることで、使いやすくしています。
上にある写真が入り口から入ってすぐのよく使う物の収納場所です。
例えば冬場のコートや、お客様の上着掛けなどは、取りやすい方がいいですよね。
お子様用の昼寝布団やクッションなど、毎日使う物もこちらにしまいます。
その右の写真はその隣の、たまに使う大型家電や季節物の収納場所です。
リビング収納の真ん中付近になるので、あまり使わない物だけどリビングに収納できると
楽なものを置いておきます。
その隣りには日用雑貨の収納場所を作りました。
ティッシュや文具、新聞、救急箱、お子様のおもちゃなど、リビングで使うごちゃごちゃとなりがちな物を収納します。
その隣り、右の入口すぐには主に見られてもよいものを置いておきます。
開けっぱなしでもストレスにならない本であったり、カバンであったりを収納します。
入口すぐなので、よく使用するものを置きます。
このように、収納の指定場所を作ったリビングポケットを作ることで、物を元にもどすという習慣もしやすくなり、結果的にリビングがきれいになります。
2つ目にポイント②ファミリークローゼット&ユーティリティを紹介します。
ポイント②ファミリークローゼット&ユーティリティ
コンセプトは「日々の効率化をかなえるゆとりの空間」です。
キッチンのすぐ近くにあるので、家事の動線がまとまっていて、とても便利な空間ですが、
ここは主に毎日する洗濯を効率的にするために、洗濯動線を整理した場所になっています。
洗濯をする、洗濯物を干す前にかけておく、しまうなどの洗濯をするのに必要な行為をここで全てすることができます。
上の写真はファミリークロゼットとしての場所です。
よく使用する服を、例えばワイシャツなどを掛けておけます。
洗濯物を乾かして、そのままここに収納できるので、とても楽になります。
パイプを2段使いにして、手の届きやすい下の段には良く使う物を、
手の届きにくい上の段には時々使う物や、季節外のものを収納しておくと使い勝手がいいです。
右の写真はこの空間の中に設けられた掃除道具入れになります。
キッチンからすぐの場所なのでLDKを掃除したい時もサッと取り出すことができます。
こちらの写真は収納棚です。
普段使いの下着や靴下などを入れてもよいですし、家族分のパジャマなどを個別に入れても良いですね!
棚の高さは可動式なので入れるものの大きさによって変えることができます。
棚の横幅は市販のボックスが入るように計算して作りました。
最後にポイント③350の法則をご紹介します。
ポイント③350の法則
よく見られる1畳の収納に350の法則を利用した収納スペースをつくってみました。
350の法則とは、床から350ミリつまり35センチずつ桟をつけ、棚を動かすことができるようにした収納のことです。
コンセプトは「用途を気軽に変更できる法則」です。
具体的に写真を見てみましょう。
こちらの写真は収納として、利用しています。
収納の壁面に床から35センチ間隔で桟をつけて、その上に棚板をのせて利用します。
例えば下から2段目の桟は70センチの高さになりますが、これは押し入れの中段と同じ高さです。
なので、写真の右側ように布団の出し入れをするのに使いやすい高さになります。
しかし、同じく70センチは机の高さとも同じ高さなので収納式のデスクスペースとしても利用することができます。
下から5段目の桟は175センチの高さになりますが、これはクローゼットと同じ高さです。
写真の左側のように洋服を掛けるパイプを付けた棚板をのせればパイプ収納となります。
このように、その時々の用途に応じて収納スペースを変化させることで、多目的な空間になります。
収納にはいろいろなパターンがあります。
今回のご紹介した収納は、ほんの一部になります。
リフォームと一緒に収納計画をすることで、最初に説明させて頂いた生活のストレス要因である
①収納スペースの有効活用、②無駄のない動線、③見せる・隠す(人の視線)
をよりよいものにし、
① ➡物と上手に付き合える
② ➡心に余裕が生まれる
③ ➡人と人とのほどよい距離間
で、住みやすい家になります。
リフォームをお考えの方は、ぜひ一緒に収納計画もしていけたら、いいですね!
石友リフォームサービスでは、収納についてのご相談を受け付けております。
お近くのショールームまで、お気軽におこしください。
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