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リフォームの「備えあれば憂いなし」~シロアリ駆除~[Vol.1011]

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2024.07.11

リフォームの「備えあれば憂いなし」~シロアリ駆除~[Vol.1011]

こんにちは!
今回は「備えあれば憂いなし!」シロアリ駆除についてお話します。



どこにでもいるシロアリ


シロアリの対処方法は「予防に徹する」ことが一番です。


シロアリの生体、被害の恐ろしさはまだまだ知られていないのではないでしょうか。


木造住宅の弱点は「雨漏り」と「シロアリ」とお伝えしました。
雨漏りは被害が出たら、どこが原因かわからない、というやっかいな点から始まりますが、シロアリの被害の実情を知ると、同じく「何でここに?」という恐ろしい発見からスタートします。


和室の角に頬っておいた座布団をずらしたら、畳の表面に被害が現れたとか、ユニットバスに変えようとして何気に見た入り口の方立の下部に被害が現れたとか事例はいろいろあります。


リフォームでの事前調査から見つけられたり、工事が進んで、例えば浴室の解体時に土台から柱までシロアリに食われていたりだとか、シロアリの被害を見つけるのは珍しくありません。


でも、ひとたび被害にあってしまうと、柱や土台、梁などの構造材の補強修理のため、数十万がかかってしまいます。


場合によってはその都度直すことで安心されるかもしれませんが、部分的に処置することは、例えば、その次の年に別の場所に現れたり、またその次の年に別の場所に現れるということが
起こることもあります。
表から見えない被害は、一度侵入を許すと発見が難しく、被害はどんどん広がってしまうのです。


結果として「予防」に徹することが一番です。



シロアリの予防法


シロアリを予防するには「防蟻処理」「ベイト工法」などがあります。


「防蟻処理」は家の床下に潜って土壌や木材に薬剤を直接散布する方法です。


「ベイト工法」は家の周囲に毒餌を仕掛けてシロアリの巣ごと根絶させる方法です。保証期間は通常5年です。


水回りのリフォームなど、解体してからリフォームする場合は防蟻処理が多く使われます。防蟻処理には通常5年の保証期間があり、保証期間が途切れないようにきちんと処理を続ければ、シロアリの被害に遭う確率をグッと減らすことができます。

保証満了日からの経過年数別被害発生率

*出典:日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合|シロアリ被害実態調査報告書(最終閲覧日:2024年2月15日)


また、反対に前回の防蟻処理から時が経つほど、シロアリの被害にあう確率は上がってしまいます


雨漏りを防ぐには多くのお金をかけてメンテナンスをしなければならないのに対して、防蟻処理の予算は、例えば1階の床下15坪で10万円前後、5年の保証期間中に月々1,800円ほどという計算です。


いずれにしても「予防」によりそのあとのリスクが回避されるのなら「保険」と割り切ってお勧めしたいと思います。



まとめ


今回は「備えあれば憂いなし!」の「シロアリ駆除」についてお伝えしました。


時間が経過すると、必ず変化してきて防蟻処理も例外なく、効果のある年数は限られています。


ですので、大事なお家を「健康」な状態に保つことで、住まいをされる人達が安心できるのだと確信いたします!


ぜひ、木造住宅の住まいの方は、気に留めていただければ幸いです。


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