浴室・洗面・トイレ
2024.10.04
「毎日お風呂を掃除するのが面倒臭い」
そう感じている人は少なくないはずです。とは言っても、掃除しなければカビや汚れが溜まるので放置するわけにもいきません。しかし、そんなお風呂掃除の手間から開放される可能性がある便利な機能があります。それが「自動洗浄機能」です。近年では、自動洗浄機能付きの浴槽が多く販売されていて、人気の製品となっています。
本記事では、お風呂を自動で洗浄してくれる自動洗浄機能のメリット・デメリットや人気の製品をご紹介します。後半には、おすすめの自動洗浄機能付き浴槽をメーカー別にご紹介していますので、合わせて参考にしてください。
お風呂の自動洗浄機能とは、文字通り、お風呂を自動で掃除してくれる機能です。その中でもお風呂の浴槽を自動洗浄してくれるものが主な機能となっています。
自動洗浄機能付きの製品には、お湯や洗剤を噴射するノズルが複数設置されています。
自動洗浄の一般的な流れは、全体的に汚れが落ちやすいように全体にお湯を噴射した後、洗剤を噴射します。最後にもう一度お湯を噴射して全体をすすげば洗浄完了です。浴槽の場合は、溜まった水の排水から始まります。
自宅のお風呂に自動洗浄に対応した浴槽を導入するメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
・毎日のお手入れを行う必要がなくなる
・汚れやカビの発生・増殖を抑制できる
・浴室内を清潔にできる
・汚れが溜まりづらくなるため手動での浴室掃除が楽になる
デメリット
・価格が高い
・掃除がいらなくなるわけではない
・定期的に洗剤を補充したりフィルターを掃除する必要がある
・寒冷地だと利用できない場合がある
それぞれ詳しく解説します。
お風呂に自動洗浄に対応した浴槽を導入するデメリットは以下の4つです。
●価格が高い
●掃除がいらなくなるわけではない
●定期的に洗剤を補充したりフィルターを掃除する必要がある
●寒冷地だと利用できない場合がある
第一のデメリットとしては、自動洗浄機能が付いていない浴槽に比べて割高になる点です。購入価格だけでなく、月々のコストもかかります。
完全に掃除する必要がなくなるわけでもないことも把握しておきましょう。約2週間に1回の掃除が推奨されていて、フィルターも定期的に掃除する必要があります。特に、床の自動洗浄機能については、洗剤で掃除するわけではなく除菌水での掃除のため、洗剤での手洗いは欠かせません。また、寒冷地には対応していない場合もあるため、寒冷地に住んでいる方で自動洗浄機能付きの浴槽を導入する際は、事前に確認しておいてください。
お風呂に自動洗浄に対応した浴槽を導入するメリットは以下の4つです。
●毎日のお手入れを行う必要がなくなる
●浴室内を清潔にできる
●汚れやカビの発生・増殖を抑制できる
●汚れが溜まりづらくなるため手動での浴室掃除が楽になる
完全に掃除がいらなくなるわけではありませんが、自動洗浄機能で汚れやカビの発生や増殖を抑制できるため、約2週間に1回程度で済みます。掃除の負担は大きく減るうえ、浴室内を清潔に保てるのは大きなメリットです。また、定期的な掃除の際には、汚れ具合が軽度であることが多いため、掃除自体も簡単になります。
既存の浴槽に、自動洗浄の機能を後付けすることはできません。浴室全体のリフォームが必要となり、浴槽の自動洗浄機能は、専用の浴槽への交換が必要です。
浴槽だけでなく、浴室の床まで自動洗浄してくれたら家事の負担がグッと減ります。
そんな嬉しい機能をもつ製品を唯一販売しているのがTOTOです。「床ワイパー洗浄(きれい除菌水)」という製品で、入浴後にボタンを押すだけで洗浄と除菌をしてくれます。専用のアプリをインストールして、スマートスピーカーを利用すれば声をかけることで洗浄可能です。
お風呂に自動洗浄機能がついた製品はいくつかありますが、どれがいいのか悩む人は多いでしょう。そこで、人気がある自動洗浄機能付きの浴槽を3つご紹介します。
●LIXIL「スパージュ」
●トクラス「アクシィ」
●TOTO「サザナ」
それぞれの特徴について見ていきましょう。
LIXIL「スパージュ」
LIXILのスパージュは、シンプルなデザインの中に高級感のある浴槽になっています。自動洗浄機能に加えて、肩をほぐすようにお湯が流れる「アクアフィール」や真上からお湯に包み込まれる「オーバーヘッドシャワー機能」も搭載されています。
お湯を抜いた後、ボタンを押すだけで自動で浴槽内の汚れを洗い流し、いつでも清潔な状態を保てます。ゴミがまとまりやすい排水口や皮脂汚れが付きにくいフロアなど、細かい部分までこだわっている製品です。
トクラス「アクシィ」
アクシィには「おそうじ浴槽」という自動洗浄機能が備わっており、ボタン一つでバスタブ底面に設けられた洗浄ノズルからお湯と洗剤が交互に噴射され、湯あかや汚れを浮かせて落としてくれます。日々のお手入れはこれだけで、2週間に1回程度こすり洗いをするだけで美しいバスタブをキープすることができます。
また汚れが溜まりにくい素材や構造にこだわった「うつくしフロア」「うつくしドア」や、排水口のヌメリを抑えて髪をまとめてくれる「カミトリ名人+」など、日々のお手入れを軽減してくれる工夫が随所に施されている製品です。
TOTO「サザナ」
TOTOのサザナは、家族全員が快適に使えるユニバーサルデザインと、自動洗浄機能によって浴槽内を隅々まで洗浄してくれるのが特徴です。また、オプションとして床の自動洗浄機能も付けることができるため、できるだけ日々の掃除の負担を減らしたい方におすすめの製品です。浴槽は5つの形状のラインナップがあり、理想の浴槽を選ぶことができるでしょう。
自動洗浄機能付きの浴槽の後付けは、既存の浴槽を撤去する必要があるため、大掛かりなリフォームが必要になります。また、床の自動洗浄機能の後付けはできないので、どうしても付けたい場合は、浴室全体をリフォームしなければなりません。
そのため、お風呂のリフォームの実績が豊富なリフォーム業者に依頼する必要があります。依頼の際には、口コミや評判、現地調査と詳細な見積もり価格の提示をしてもらえるか、保証やアフターフォローが充実しているかなども合わせて確認しておくとよいでしょう。
お風呂の自動洗浄機能は、毎日の掃除の手間をグッと減らすことができる魅力的な機能です。家庭に自動洗浄機能付きの浴槽を導入することで、毎日のお手入れを行う必要がなくなる、浴室内を清潔にできる、汚れやカビの発生・増殖を抑制できる、汚れが溜まりづらくなるため手動での浴室掃除が楽になるといったメリットが得られます。
しかし、価格が高い、掃除がいらなくなるわけではない、定期的に洗剤を補充したりフィルターを掃除する必要がある、寒冷地だと利用できない場合があるといったデメリットもあるため、メリット・デメリットを考慮したうえで、導入を検討する必要があります。
もし「お風呂に自動洗浄機能付きの浴槽を導入したい!」となれば、リフォームが必要になります。リフォームを検討している方は、リフォーム実績が豊富で、アフターメンテナンスも充実している石友リフォームサービスにご相談ください。詳しくはこちらからどうぞ。
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