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カーポートの壁の後付けはDIYで可能?設置の流れやメリット・デメリットを解説[Vol.1054]

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2024.12.24

カーポートの壁の後付けはDIYで可能?設置の流れやメリット・デメリットを解説[Vol.1054]

カーポートの壁は、車を雨や雪による汚れ、傷を防いでくれます。ただ、カーポートの壁を設置するとなると費用がかかってしまいます。そんなとき、一つの選択肢として挙げられるのがDIYでの設置です。DIYで設置できれば、業者への依頼費が浮くので、節約につながると考える方は多いでしょう。

 

しかし、カーポートの壁をDIYで設置することはできるのでしょうか。結論、DIYでの設置は可能です。しかしさまざまな理由からおすすめすることはできません。

 

本記事では、カーポートの壁をDIYで設置する流れやメリット・デメリットを中心に解説します。DIYでの設置を検討している方は、後から後悔することが無いようにこの記事を呼んでいただき、慎重に検討してみてください。

 

 


カーポートの壁はDIYで設置できる?


カーポートの壁をDIYで設置するのは、素人でもできそうに思えるかもしれません。しかし実際には、DIYに慣れている方でも難しい作業になります。

 

カーポートの壁を設置するにあたっては、壁の強度や防水性の確保も必要です。正確な計測や取り付け技術が求められ、ちょっとしたズレや誤差があると、風や雨の影響で壁がダメージを受けたり、カーポートが倒壊して車や家を傷つけたりする可能性があります。

 

そのため、カーポートの壁を自分で設置するのはあまりおすすめできません。カーポートの壁を設置する際には、専門知識や技術をもったリフォーム業者などの専門家に依頼した方が後々のトラブルなく、安心して長く使えます。

 

 

カーポートの壁をDIYで設置するときの流れ


仮にカーポートの壁をDIYで設置する場合は、以下の流れで行います。

 

1.必要な工具を準備する


2.設置箇所の寸法を計測する


3. 補助柱をはめ込む箇所に穴を掘る


4. 補助柱を連結するための金具を取り付ける


5. 骨組み部分やパネル部分などを組み立てる


6. 全体を組み上げる

 

 

設置するカーポートの壁や諸条件によって設置方法が多少異なりますが、基本的には上記のような流れで行います。

 

しかし、いずれの方法であってもDIYによる設置は難易度が高く、一人で行うのは困難です。先述したように、ちょっとしたズレや誤差で、車や家を傷つける可能性があります。このようなリスクを負うのであれば、はじめから専門業者に依頼しておいた方がよいと言えるでしょう。

 

 

カーポートの壁をDIYで設置するメリット


カーポートの壁をDIYで設置するメリットは以下のとおりです。

 

・業者に依頼するときにかかる費用をまるまる節約できる


・打ち合わせなどの手間がかからずマイペースで進められる

 

それぞれ解説します。

 

 

 業者に依頼するときにかかる費用をまるまる節約できる

業者に依頼する場合は、材料費だけでなく人件費や工事費、交通費・運搬費などの諸経費がかかるため、DIYでカーポートの壁を後付けするよりも全体の費用が大きくなりがちです。

 

しかし、すべてDIYで行えば人件費や工事費などをかけずにカーポートの壁を設置することができます。コストをできるだけ抑えたいという方にとっては、DIYによるカーポートの壁の設置は魅力的に思えるかもしれません。しかし結果的にそれ以上のコストがかかったり、費用的にはほぼ変わらないという事もしばしばですので、注意が必要です。

 

 

 打ち合わせなどの手間がかからずマイペースで進められる

業者に依頼する際は、業者選びから始まり、複数回の打ち合わせや日程調整など、かなりの時間と労力がかかります。しかし、DIYで設置する場合、そういった前段階の準備が必要ないため、自分のスケジュールに合わせて、好きなタイミングで進めることができるのが大きなメリットです。


ただし作業を中断して放置しておくと、倒壊などの思わぬトラブルが起こることもあるので要注意と言えるでしょう。

 

 

カーポートの壁をDIYで設置するデメリット


カーポートの壁をDIYで設置するデメリットは以下のとおりです。

 

・上手く設置できない可能性がある


・耐久性を確保できない可能性がある


・さまざまな工具を購入する必要がある

 

 

それぞれ解説します。

 

 

 上手く設置できない可能性がある

カーポートの壁の設置は、専門性の高い作業で、正確な寸法の計測や工具の扱い方、適切な固定や設置、防水性の確保など、専門的な知識や技術が必要です。

 

インターネットや本で調べ、必要な材料や工具をそろえてDIYでの作業を始めたものの、思ったように進まず途中で断念して、結局業者に依頼することにしたというケースも少なくありません。

 

最終的に、無駄になった材料費や時間に加えて、業者に頼むコストも発生するため、結果的に予想以上の出費となることがあります。節約のためにDIYでの設置を決めたのにもかかわらず、予算を超えた出費をすれば意味がなくなってしまいます。節約が目的でDIYを検討しているのであれば、業者への依頼を検討した方がよいでしょう。

 

 

 耐久性を確保できない可能性がある

カーポートに壁を設置すると、風を受ける面積が広くなるため、より風の影響を受けやすくなります。

 

特に、台風などの強風時には壁に大きな力が加わります。DIYで設置した場合、通常の風には耐えられたとしても、専門業者のように強風を想定した設置ができていないと、台風で壁が壊れたり、倒壊したりする可能性があります。カーポートの壁の修理だけでなく、家の修理をする必要が出る可能性もあるため、慎重に判断しましょう。

 

またこれらのリスクを回避するためにカーポートに壁をつけることが推奨されないというケースも考えられます。自分自身の考えで判断をするのは非常に難しいので、最初から専門家のアドバイスを受けながら進めることをおすすめします。

 

 

 さまざまな工具を購入する必要がある


「カーポートの壁をDIYで設置するときの流れ」でも先述したように、設置にはさまざまな工具が必要で、そろえるために費用がかかります。

 

加えて、壁材や他に必要な材料も購入しなければならないため、すべての費用を合わせると意外と大きな金額になってしまいます。最終的に業者に依頼するよりもコストがかかってしまうこともあり、DIYの魅力である「安価でできる」という事も達成できないかもしれません。

 


カーポートの壁の設置はリフォーム業者に相談するのが一番


カーポートの壁の設置はリフォーム業者に相談するのが一番です。これまで解説してきたように、カーポートに壁をDIYで設置するのは非常に難しく、専門的な知識と技術が必要になります。

 

また、DIYであっても必要な工具や材料の購入などで予想以上の費用がかかります。結果的に、耐久性の低い仕上がりとなり、破損や倒壊のリスクも高いため、最初からリフォーム業者に依頼して、しっかりと耐久性のあるカーポートの壁を設置してもらうのが、安心で確実な選択肢だと言えます。

 

リフォーム業者を選ぶ際には、以下のポイントを押さえて選ぶとよいでしょう。

 

・リフォーム実績が豊富か


・アフターフォローが充実しているか


・丁寧なコミュニケーションをしてもらえるか


・リアルな評判や口コミは良いか


・見積もり費用は妥当か

 

 

 

まとめ


カーポートに壁をDIYで設置するのは難易度の高い作業です。 正確な寸法の計測や、強度・防水性の確保には高度な技術が必要で、わずかなズレやミスでも、壁が風や雨の影響で破損するリスクがあります。最悪の場合、カーポートが壊れたり、車や家に被害をもたらす場合もあります。

 

費用の節約目的でDIYを選ぶ方もいると考えられますが、結果的に、工具や材料費がかさむうえ、作業に失敗すれば余計な出費が増える可能性もあります。そのため、今DIYでのカーポートの壁の設置を考えている方は、今一度検討しなおすことをおすすめします。

 

 

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