リフォームコラム
屋根のリフォーム ~瓦編~[Vol.142]

外壁屋根

2019.03.28

屋根のリフォーム ~瓦編~[Vol.142]

こんにちは。
石友リフォームサービス川越店 営業の赤崎です。

今週のコラムは、埼玉県川越市脇田新町の川越店ショールームよりお送りいたします。

 

今回は、屋根のリフォームについてご案内させて頂きます。

一戸建てのお家ならばどのお宅でも必ず屋根はあります。

屋根は雨や雪、風などからお家を守ってくれる大事な部位です。

しかし、普段容易に見られる場所ではないのでメンテナンスが後回しになってしまうようです。

 

一言に屋根と言っても材質・形状はさまざまで、メンテナンスの方法もそれぞれです。

そんな多様の中から今回は、瓦のリフォーム(メンテナンス)についてお話させて頂きます。

 

○瓦の種類

 瓦屋根には和瓦と洋瓦があり、和風・洋風といったお家の様式に合わせて選ばれます。

和瓦には、粘土を陶器のように素焼きにした本瓦と、セメントを瓦の形状に固めて表面を塗装したセメント瓦があります

こちらは和瓦です。

こちらは洋瓦です。洋瓦には様々な形状や色があります。

○瓦の劣化

瓦屋根の劣化事象は様々です。

棟瓦の歪みや漆喰の剥がれ、表面の色褪せやコケの付着等、各お家の条件によって違います。原因は経年劣化もありますが、地震等の自然災害によるものもあります。状況によっては雨漏りの原因にもなりますので、定期的な点検やメンテナンスが必要です。


瓦屋根のメンテナンス(リフォーム)

上記のように瓦の種類や劣化事象によってメンテナンスの仕方も変わってきますので、

事前の調査が必要です。

 

<<棟瓦の積み替え>>
棟瓦が歪んだり、漆喰が剥がれたりした場合は、棟を積み替えて整えます。

以前は針金で固定するだけでしたが、現在は耐震金物を使って固定し漆喰ではなくなんばんという防水・耐久性にすぐれた材料で施工します。


<<表面塗装>>
洋瓦やセメント瓦は表面が風化したり色褪せ等劣化するので、屋根材塗装をします。

高圧洗浄機による水洗いで汚れやコケ、浮いた旧塗膜等を落としてから専用の塗料で3工程塗ります。塗装の目的は、美観はもちろんですが屋根材の保護と水はけの向上という維持管理の側面が強いので、屋根だけでなく建物を永く維持していく為には必要なメンテナンス工事です。塗装工事をするにあたっては足場の架設が必要ですので、外壁の塗装とメンテナンスサイクルを計画的に調整して行うことをお薦めします。

洋瓦塗装後の施工例です。

<<瓦の葺き替え>>
瓦の劣化や雨漏りが著しいと、屋根全体を葺き替える必要があります。

また、瓦屋根のデメリットとして「重さ」があります。建物の耐震性を考えた場合、瓦屋根のお家は「重たい建物」と評価され、スレート屋根等のお家に比べて構造的な強度が必要になります。

そこで、瓦屋根のお家で耐震補強計画をした時に有効となるのが、『屋根の軽量化』が挙げられます。つまり瓦屋根の交換ではなく、瓦を降ろして軽量の屋根材で葺き直すのです。

主に金属性の屋根材をお薦めしますが、瓦に似た風合いの物もありその形状も様々です。

LIXIL Tルーフの施工例です。

 

今回は瓦屋根のお宅のリフォームの代表的なパターンを紹介しましたが、各お家によって瓦の種類も現状のコンディションや問題点も様々です。

石友リフォームサービスでは、まずは屋根に上がって調査し、その状況に応じて適切にご提案とお見積りをさせて頂きます。もちろん調査は無料です。

また、川越ショールームでは各屋根材のサンプルをご用意しておりますので、詳しくご説明させて頂きます。

屋根が気になり始めましたら是非お気軽にご来店ください。

スタッフ一同心よりお待ちしております。