リフォームコラム
小屋裏換気について パート2[Vol.181]

耐震・断熱

2019.07.01

小屋裏換気について パート2[Vol.181]

こんにちは、石友リフォームサービス株式会社 越谷店 山口です。

今回は、小屋裏換気(パート2)について書かせて頂きます。


前回は小屋裏換気の重要性についてお話しました。

今回は、
①コロニアルの屋根に実際に棟換気をつけた例
②瓦屋根に棟換気をつけた例
③軒先換気口をつけた例
をご紹介します。


まず、
①コロニアル屋根にガルバリウム鋼板の屋根材を上葺きした際に棟換気を設置しました例

こちらのお宅も寄せ棟で、屋根の上部に換気口が無く、夏の2階が暑くて熱くてといった具合でした。屋根の頂上に穴を開けます。夏にこの穴を開けるとその瞬間熱風が吹き出てくるとのことです。実際に開けた職人さんに聞きました。小屋裏の熱さってすごいんですね。小屋裏

しっかりアスファルトルーフィングを貼ってから、棟換気金物を設置します。遠くから見るとあまり判りません。お勧めです。

棟換気金物

この写真の左の方が棟換気部材です。あまり判りません。


次は、
②瓦屋根に棟換気をつけた例 
です。

瓦屋根の場合もできるんです。瓦屋さんに棟瓦を外してもらい、これまた専用器具を設置します。私自身、この工事をやるまで、瓦用の棟換気器具があるとは知りませんでした。勉強になりました。

屋根瓦

瓦用の棟換気器具


最後に
③軒先換気口をつけた例
です。

実は、このお宅は②でご紹介したお宅なのですが、2階がとても暑いとのことで、軒先換気と棟換気を同時につけて、吸気口(軒先換気口)・排気口(棟換気口)を作りました。

また、2階の天井裏には前回ご紹介した天井断熱材 厚さ155㎜ 14K の高性能グラスウールも敷き詰めました。

吸気口(軒先換気口)・排気口(棟換気口)

この写真の後に、カバーを取り付けさせていただいています。


もし、夏の2階の暑さにお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひお声掛けください。