リフォームコラム
古き良き建築材料 観音下石(かながそいし)について 石川県庁前店より[Vol.584]

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2021.12.16

古き良き建築材料 観音下石(かながそいし)について 石川県庁前店より[Vol.584]

こんにちは。
石川県金沢市にございます石川県庁前店 設計の山口です。
今回は、「観音下石」についてお話しさせていただきます。


観音下石は白山の噴火により火山灰が堆積してできた凝灰岩で、実は「日華石」のブランドで、大正時代から小松市の東部山間部の観音下町の高さ50メートル以上という採石場で切り出された黄色い石です。

観音下石切り湯

観音下石


古くから建物の土台石、石蔵、敷地の囲石塀や門柱として使用されてきました。
国会議事堂や旧甲子園ホテル等の近代建築にも活用され過去の小松市内の二度の大火にも延焼せずに残っていたことから評価が一段と上がったそうです。

門 リフォ―ム 観音下石


火に強く石質が軟らかく、加工しやすく、なんといってもその色が一番の魅力です。
住宅に温かみのある落ち着いた雰囲気を出します。
一度、住宅のリフォームで使ってみたらいかがでしょうか。


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