リフォームコラム
収納ってどこにあると便利?ー5つの収納場所と北陸での施工事例をご紹介―[Vol.775]

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2022.12.12

収納ってどこにあると便利?ー5つの収納場所と北陸での施工事例をご紹介―[Vol.775]

こんにちは!石友リフォームサービス魚津店の宮保です。
今回のコラムは、富山県魚津市にございます石友リフォームサービス魚津店よりお送りいたします。


皆さんは、部屋が片付かない、疲れが取れにくい、物を無くしやすい。
そういった悩みを感じたことはありませんか?


実は、このようなお悩みは、お部屋をきれいにすることで解消される場合があります。
そもそも、部屋が片付くとなぜいいのか。
部屋がきれいに片付くことでのメリットについてお伝えいたします。


1. 気持ちがスッキリ
2. 掃除の手間が軽減される
3. 集中力アップ
4. きれいな空気が入りやすくなる
5. 時間と気持ちにゆとりが与えられる


このように、スッキリできる達成感から、心理的にも部屋が整頓されることでたくさんのメリットを感じることができます。最近では、おうちでリラックスしたい。という方が増え、心も体もリラックスできるようなアイテムにも注目が高まっていますよね。


そこで、あるととても便利な「収納」についてまとめました。
今回は、【キッチン】【リビング】【居室】【ユーティリティ】【玄関】5つの場所における収納について当社の事例を交えながらご紹介いたします。



キッチンスペースでの困りごとといえば?


皆さんは毎日キッチンを使っていて、一番の困りごとをあげるならば、何を挙げますか?


困りごとといえば、お掃除、シンクの狭さ、匂い、色味、水栓、キッチンの位置など様々なものが挙げられます。


しかし、一番多く挙げられるのは、収納の少なさ です。


また最近では、コロナでおうち時間が増え自宅でお料理をされる方、災害に備えて食品をストックさせたい方が多くなったことにより、収納を重要視される方が増えています。
そこでリノベーションする際はパントリースペースを設けるお客様が非常に多いです。


パントリーのメリットって?

パントリー  

1. キッチンスペースをきれいに保ちやすい。

2. 常温で保存可能な食品、香辛料、調味料、家電などをたくさんストックできる。

3. 家族が多いご家庭も、思う存分買いだめできる。

4. 普段見えない位置にあるため急な来客にも対応できる。

5. 収納スペースが広いため、どこになにが置いてあるか整理整頓がしやすい。


ぜひ、今のキッチンスペースでの不満点を思い出してみてください。

キッチンスペースに置いておきたいものがリビングやダイニングに置かれていないですか?
お料理する際、ものが整理整頓できていなくて狭く感じないですか?
買ったものがイマイチ把握できず同じものを買ってしまったり、間違えて新しいものから使ってしまったりすることはありませんか?

パントリーを設けることでそれらの間違いや管理のしづらさも防ぐことができると思います。


パントリーの事例

①こだわりのパントリー

パントリー

壁紙をアクセントに

自分や家族以外あまり見られない部分だからこそお気に入りの壁紙を貼ってこだわりの空間に。

さわやかだけどどこか温かみのあるブルーの壁紙をアクセントとし、天井、床面を落ち着いた色味で合わせることで遊び心のあるパントリーとなりました。


②収納場所を工夫した事例

パントリー

階段下の空間を利用

パントリーは徐々に需要が高まってきているため、ウォークインタイプのものが多く、部屋の空間が狭くならないか心配される方も少なくないと思います。


そこで、この写真のように、階段下の空間や、少しの壁面を利用して設けることで無理のないパントリーを実現しています。


③収納力と家事動線が考えられた事例

パントリー

使いやすさ重視の可動棚

家事動線が考えられた位置に設置し、家事の負担を軽減。


ちなみに、パントリーの広さは、幅90センチから180センチ、奥行き300~450のものが多いです。

ご家族の人数や用途に合わせて大きさにこだわるのもいいですね。


パントリーの位置は生活習慣などでどこがもっとも便利な位置か大きく異なってきます。どんなパントリーが可能かを知りたい。パントリーを大きめ、小さめにしたい。など要望があればお気軽にご相談ください。


続いて、リビングにおける収能について事例写真を交えてご紹介



リビングポケットって?

リビングポケット

リビングポケットとはリビングに位置する収納のことを言います。

リビングにあるウォークインクローゼットのようなものです。


家の中心であるリビングは、家族が一番集まる部屋なので、落ち着いた空間にしたい。リラックスできる空間にしたい。

という方が多いのではないでしょうか。


しかし、一日の中でリビングに居る時間が最も長いことから、リビングにあると便利なものが多く、リビングのどこかに置いたままになりやすく、なかなか片付けられないことがあります。


片付けられないリビングNG例3つ

● 物の位置が定まっていない。

● 書類やはがきなどが重なって置いてある。

● 物が増えてしまい、収納棚や収納ボックスが多い。


いつも居る場所だと、目が慣れてきてしまうこともありますが、特に三つ目の収納棚が多いという点については、物が多く収納を増やすことにより物がまた増え、さらに収納できるものを探すという良くないループが起きてしまうことも・・・。


広いお部屋でも収納家具が多いとお部屋も狭く感じるので、収納は家具ではなく、スペースとしてあったほうが、リビングが広く感じることもあると思います。


そこで、3つのNG行動を防ぐことができる案として、リビングポケットをおススメしています。


リビングポケットのメリット

リビングポケット

1. リビングに置いておきたいものをサッと収納

よく使うものだからリビングに置きたいけど、生活感が出てしまう物(書類やメイク用品、掃除機、ストック類)も収納できるので便利です。


2. お子様のおもちゃやゲーム機なども収納しやすい

お子様は特にリビングで過ごすことが大半であるので、リビングに収納があることで、お片付けしやすい環境づくりができます。


3. 収納たっぷりで、自然と片付けやすい

家具としてあった収納が一つの収納スペースになるのでリビング空間がスッキリします。


また、家具よりもたっぷり収納できるので、物の場所を決めやすくなり、片付けしやすくなるため、きれいが継続されます。


4. 一階で着替え可能

老後を考え、何度も階段を昇り降りすることで起こる体への負担に心配のある方なども、一階にリビングポケットがあることで、一階で着替えもできるのでとても楽だと思います。

リビングが片付かない、収納が足りない、と感じておられる方はぜひ、パントリーやリビングポケットを間取りの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。


近藤典子先生による収納

ここでは、リビングポケットの中の提案をさせていただきます。


近藤典子先生は、これまで2,000件以上のお宅の悩みを解決し、その知識と経験から、収納術や掃除術、家事動線などの提案を多くの方に広めるため、テレビ、ラジオなどのメディア活動や、商品開発などのプロデュースを手掛けておられます。


こちらが、近藤典子先生が考案されたリビングポケットです。

近藤典子 リビングポケット

非常に使いやすい空間になっていますよね。


最近では、勉強や仕事をリビングで行う方が増えてきています。


リビングポケットの中にワークスペースがあることで、仕事やお子様の勉強が家族の気配を感じながら利用することができます。リビングで作業したい時も、個室で黙々と作業したい時もある方には、気分に合わせて、ワークスペースの空間を自由自在にすることができるのでおすすめです。ワークスペースごと隠すことができるのは斬新で機能的ですよね。


写真の右側のように収納と収納の間に空間スペースを作ることでアイロン台として使用することも可能です。



クローゼット と ウォークインクローゼット


普段使う衣類や、季節外れの衣類はどこに収納をしていますか?


衣服の収納といえば、タンス、押し入れなどがありますが、今回は、しまいやすいことから、居室や寝室に設けることが多い、クローゼットとウォークインクローゼットについて、なにが違うのか事例を交えて細かくご紹介いたします。



クローゼット(物入れ)、ウォークインクローゼットの違い

クローゼット

クローゼット

クローゼットの用途は、衣類などを収納するスペースとして部屋に設置されています。

奥行が50cmほどでハンガーパイプが備えられています。


ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは、名前の通り、人が中を歩けるクローゼットのことを言います。


また、ウォークインクローゼットの中にタンスやクローゼットなどの家具を入れている方も多いです。


クローゼット、ウォークインクローゼットのメリット

クローゼットのメリット

クローゼット       

1. 洋服の出し入れが簡単

ハンガーパイプがあり、洋服をかけられるのでシワになりにくい。

クローゼットを、玄関に設置することで、帰宅後すぐにコートをかけられるのも便利です。


2. 奥行が浅いため、どこに何が置いてあるかはっきりわかる

奥行がありすぎると、奥の物が取りにくくなることがあるので丁度よい奥行をクローゼットに用いるとよいと思います。


3. スペースを有効活用できる

ウォークインクローゼットとは異なり面積が小さくても設けられるので、部屋をできるだけ広く見せたい方などにおすすめです。


4. 洋服だけでなく小物類をしまっておける

帽子やカバン、ベルトなどのかさばるアクセサリ類も収納できるとお部屋がスッキリして見えます。


ウォークインクローゼットのメリット

ウォークインクローゼット  

1. 収納スペースが広い

管理がしやすくなることにより、あまり使っていない服なども見えてくるので、断捨離もしやすくなりますね。すぐにかさばってしまう、コートも安心して充分に収納することができます。


2. 中で着替え可能

ウォークインクローゼットの中で着替えができることで着替えという、一連の流れをそのスペースですべて完了できるのでとても便利です。


3. タンスなどの家具もおける

自分のものと家族のものを細かく仕分けて収納できる、タンスが収納スペースに入れることで、整頓しやすくなります。また、個室にタンスなどを置かないことになるのでお部屋の空間が広くなります。


4. 季節ものをわざわざ入れ替える手間を省ける

季節のものや、かさばるものは衣替えの時期までどこか違うタンスや押し入れにしまっている方も多いですが、ウォークインクローゼットの広いスペースがあればその手間も省けます。



ユーティリティ


北陸では従来から悪天候が続きやすい影響から、室内干しやアルミサンルームでの物干しが多かったのですが、家事動線を考慮する観点からも室内にユーティリティを設けるお家が増えてきています。そこで今回は当社の事例も交えながらご紹介いたします。


ユーティリティでよく聞くお悩み

● 洗濯物が多くて干しきれない。

● 洗濯機の場所と物干し場が離れている。

● 洗剤やストック類を片づける場所が無くて煩雑になる。


これらのお悩みを解決するために間取りも含めて見直すことをおススメしています。


一般的には洗面脱衣室として、「洗面・脱衣・洗濯」を一部屋にまとまっていますが、ゆとりのあるおうちの場合、それぞれを分けるご提案もさせていただいております。どの形が適しているかは細かなヒアリングを行ったうえで、お客様それぞれに合ったご提案をさせていただいています。ここからはその方法をご紹介します。


ユーティリティの事例ご紹介

①洗面・脱衣・洗濯が一部屋になった事例

ユーティリティ  

収納力抜群の可動棚

洗濯機周りには可動棚を設け、洗濯機上部にはハンガーラックを提案しました。

洗濯機から取り出してすぐに、ハンガーにかけて干すことができるため家事の効率がUPします。


②脱衣と洗濯・洗面を分けた事例

メリット:誰かがお風呂に入っていても気兼ねなく洗面と洗濯が行える。

 ユーティリティ

こだわりのユーティリティで使い勝手、収納

収納力バツグンのユーティリティと奥にはサンルーム。

乾いたタオルや下着はサンルームで畳んで、横のユーティリティに収納できます。


洗剤等のストックもたっぷり収納でき、仮洗いや靴等も洗える洗面化粧台の横には、メインの洗濯機を配置し、すぐに洗濯機へ入れられる効率の良さも実現させました。

ユーティリティ

室内干しの味方!室内物干しと大容量の収納

ユーティリティには、パナソニックのホシ姫サマを取り付けました。

電動式だから、上げ下げも楽々!

洗濯~洗濯物干し~片付けまで、このお部屋で一貫してできます。

洗面台横の扉の奥は脱衣室になっていて、家事動線を短く、この二部屋で完結する流れになっています。

ユーティリティ


収納充実の広々洗面脱衣室

タオルやストックの生活用品までをたっぷりと収納できるオープン収納棚を設け、着替えを入れておくキャビネットを置いてもまだまだ広く余裕のある洗面・洗濯・脱衣室へと生まれ変わりました。

気になっていた寒さも断熱工事で解決。



シューズクローク


従来、玄関の収納といえば「下駄箱」でした。

玄関の脇に箱型のボックスを設置し、靴の収納をメインとしていました。

近年、防犯の観点、趣味の多様化などから、モノが増え、玄関の収納が圧倒的に足りなくなってきています。


玄関周りでよく聞くお悩み

● 玄関にモノが散乱していてお客様が来るたびに片付けないといけない。

● 収納量が足りない。

● 除雪道具の置き場所に困る。

● 海が近いから自転車を室内に置きたい。


これらのお悩みを解決するために登場してきたのが、これからご紹介する「シューズクローク」です。最近の新築やリフォームでよく見受けられるのですが、皆様ご存じでしたか?


玄関スペースが少し狭くなったとしても、玄関の横にあえて収納スペースを取ることで、煩雑なものを隠し、すっきりきれいな玄関を維持できるという間取りのご提案です。


シューズクロークのメリット

1. 家族とお客様の動線が分離されるので急な来客でもきれいな玄関で迎えられる。

2. 片付けるモノの大きさや形に応じて可変できる。

3. 濡れたコートや雨具を室内に持ち込まなくて良い。

4. 家屋以外に見せたく無いものは扉を閉めれば見えなくなる。

5. 玄関周りのものが一か所にまとまるので整理整頓がしやすい。


シューズクロークの事例ご紹介

シューズクローク

家族の将来を考えたシューズクローク

お子様(女の子)が成長した時のことを考えて、大容量の靴がしまえるシューズクローク。レインコートや傘も収納できます。

シューズクローク

お出かけ前の身だしなみのチェック

お出かけ前の身だしなみのチェックができるように鏡を設置。

娘様が成長されたときも、この鏡は活躍しそうですね。

シューズクローク

たくさんの靴が収納

土間収納には可動棚を計画しました。

収納する物に合わせて段の高さを変更できます。

扉もつけているため、急な来客が来ても扉を閉めるだけで、スッキリとした玄関に見せることができます。

暗くなりがちな収納部ですが、外に面していることを利用し窓も設けました。

光も取り入れられ、風も通るため、湿気や臭いも気になりません。

シューズクローク

収納量抜群のシューズインクローク

家族4人の靴や荷物が十分に入るシューズクローク。

傘もパイプにかけられるよう、棚下の目立たない位置に設置しています。

シューズクローク

大容量の収納エリア

玄関の一部に設けた収納スペース。

元々の玄関より、面積は狭くなりましたが収納スペースに綺麗に物を片付けることができ、広々とした印象の玄関になりました。

建具を閉めれば、収納の中を隠すことができ、これなら急な来客があっても余裕をもってお迎えすることができますね。

シューズクローク

靴・アウターなどをたっぷり収納

靴だけでなく、道具などもストックできるたっぷり収納。

可変性のある棚板にすることで、空間のムダがなくなります。

また、スタイリッシュなハンガーバーは、冬だけでなく花粉の季節や来客の際に活躍すること間違いなしです。



<まとめ>


2022年も12月に入り、今年も新しい年を迎えようとしていますね。一年経つのがとても早く感じています。


そんな中で、家族とリビングでゆっくり過ごす時間や、料理を作る時間、部屋でゆっくり過ごす一人の時間はとても貴重な物に感じますよね。


今回紹介したような、収納を設けることで、貴重な時間をスッキリとしたお部屋で過ごすことができると思います。物の変化や生活環境により収納は変わってきていますが、生活習慣や物の内容が人それぞれ違うように、家事動線をこだわったり、収納の大きさや位置などを工夫したりして、お客様一人一人のライフスタイルに合った収納作りをしていくことでこれから先も長く、幅広く、生活に活躍していくものになると思います。


お家で過ごす時間をよりよくしたいなと考えているけれど、なかなかリフォームができていない。という方、リフォームをして、日々の生活がよりよく、ストレスフリーなお家にしてみてはいかがでしょうか。


今回紹介させていただいた内容が、少しでも参考になれば嬉しいです。


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