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2023.02.16
住宅リフォームを検討するうえで、高額な費用がかかってしまわないか不安な方も多いでしょう。
ただ、住宅リフォームにかかる費用の一部を補助してもらえる補助金・助成金制度があり、国土交通省や経済産業省などの国が管理しているものだけでなく、都道府県や市区町村といった自治体が管理している制度もあります。
本記事では、富山県で住宅リフォームを行うときに利用できる自治体の補助金や助成金の種類に加え、補助金制度の調べ方について解説します。さらに、住宅リフォームの補助金などを利用するときの注意点もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
住宅リフォームの補助金とは、住宅のリフォームを行う際にかかる費用の一部を自治体から補助してもらえる制度です。
自治体が定める住宅リフォームを行うことで、自治体から補助金や助成金をもらえるので、リフォーム費用の自己負担を抑えられます。
補助金は返還義務がないのが原則となっているので、あとからお金を返さなくてもいいのが特徴です。
ただ、手続きをせずにすべての方がもらえるわけではなく、申請書などの必要書類を提出したあと、自治体による審査を受けて承認を得なければなりません。
また、住宅リフォームをするまえに申請しなければならないものが多く、リフォーム後に申請した場合は受け付けてもらえないこともあるので注意してください。
富山県で住宅をリフォームする際、積極的に活用したい補助金・助成金制度ですが、どういった補助金制度があるのか、わからない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、富山県で住宅リフォームをするときに利用できる補助金や助成金の調べ方を見ていきましょう。
どのような補助金制度があるのか調べるときは、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の「支援制度検索サイト」を活用するのがおすすめです。支援制度検索サイトでは、住んでいるエリアを選択し、耐震リフォームやバリアフリー化、防災対策など、どういったリフォームを行いたいかを選ぶことで、該当の補助金制度を閲覧できます。
返還義務が必要ない補助金だけでなく、住宅リフォームに使える融資制度など、さまざまな制度を調べられるので、どういった制度があるのか気になる方はぜひ活用しましょう。
お住まいの自治体のWebサイトから直接調べることも可能です。
たとえば、高岡市のWebサイトの場合、耐震改修や断熱リフォーム、外壁改修などリフォームの項目ごとに、どういった補助金を受けられるのかが記載されています。
居住地の自治体のWebサイトであれば、補助金に関するより詳細な情報を調べられるので、詳しく知りたい方は直接調べてみましょう。
補助金・助成金制度は、役所の担当課に直接問い合わせることもできます。
自治体のWebサイトには限られた情報しか載っていないことも多く、掲載されている情報が古いことも多々あります。また、内容が煩雑でわかりづらいという欠点もあります。
より詳しい情報が欲しい方や、どういった住宅リフォームが対象なのかを相談したい方は担当課に聞いてみるのがおすすめです。
地域密着型のリフォーム業者など、リフォーム業者の中には、それぞれの自治体の補助金や助成金に詳しい業者もいます。そのような業者に住宅リフォームの相談をするタイミングで、補助金や助成金について相談するのもいいでしょう。
補助金を活用したリフォームの施工実績が豊富な業者であれば申請書の書き方などについても教えてくれたりするので、そういった業者を探して相談しましょう。
ここでは、2023年1月時点において、富山県で住宅リフォームを行うときに利用できる補助金や助成金について見ていきましょう。
富山県には各市町村と連携して「木造住宅耐震診断支援制度」といった住宅の耐震性を診断するためにかかる費用の一部を支援してくれる補助金制度があります。
「木造住宅耐震診断支援制度」は昭和56年5月31日以前に着工して建てられた木造一戸建ての平屋または2階建ての建物が対象です。
なお、補助金を利用すれば、通常、50,000~100,000円程度かかるといわれている耐震診断を2,000〜6,000円の自己負担で受けられます。
「木造住宅耐震改修支援」は「木造住宅耐震診断支援制度」と同様の建物が対象であり、耐震リフォームにかかる費用の4/5を上限100万円まで補助してもらえる制度です。
建物全体の耐震リフォームに加え、1階部分や主要居室のみのリフォームといった部分的な改修も補助金の対象となります。
ただし、部分改修で補助金を受けるには構造評点などのさまざまな条件があるので、詳細については担当課に問い合わせることをおすすめします。
富山県の「住みよい家づくり資金融資」は、子育て世帯や県外からの移住者などに対し、住宅リフォームのために必要な資金を通常よりも低金利で融資してくれる制度です。
2023年1月時点では、子育て世帯および県外からの定住世帯が1.6%、それ以外の一般世帯は1.9%で上限500万円までの融資を受けられます。
返済期間は15年以内と定められているので、金融機関のリフォームローンなどの商品と比較して検討してみましょう。
「とやまの木で家づくり支援」は、富山県産の木材を使用して新築住宅を建てるときに、1棟あたり40万円を上限に補助を受けられる制度です。
新築住宅だけでなく、増改築リフォームも対象となっています。
助成金額については40万円が上限となっていますが、造作材や構造材、下地材など、建材ごとに補助金額が異なることに加え、使用する面積によって金額が変わることに留意しておきましょう。
富山県の高齢福祉課が管轄の「高齢者が住みよい住宅改善補助金」は、65歳以上の高齢者やその同居者の家をバリアフリー化するのにかかる費用の一部を補助してくれる制度です。
補助金の基準額は要介護者が90万円、自立者が45万円と定められています。
ただし、バリアフリー工事にかかる費用のうち、1/3に相当する額については自己負担となるので注意しましょう。
「在宅住宅障がい者住宅改善費補助金」は、重度障害者が居住する住宅のバリアフリー工事にかかる費用について、90万円を補助するといった制度です。
なお、所得制限が設けられており、非課税世帯については90万円のうち1/2を富山県が補助し、残りの1/2を市町村が補助する仕組みとなっています。また、課税世帯については、バリアフリー工事にかかる費用の1/3を自己負担しなければなりません。
費用の負担を抑えてお得にリフォームできるようになる補助金や助成金の制度ですが、実際に利用するときは、いくつかの押さえておきたいポイントがあります。
ここでは、補助金や助成金を利用するときに把握しておくべきポイントと注意点について見ていきましょう。
住宅リフォームにかかる費用は工事の内容によって異なりますが、数十万~数百万円単位のお金がかかります。
少しでもお得にリフォームしたいと考えるのであれば、補助金制度や助成金制度とあわあせて減税制度も活用するべきです。
確定申告のタイミングで、住宅リフォームの申告を行えば、工事費用の10%が所得税から控除されます。
申請のタイミングによっては補助金がもらえないことがあるので、申請時期や申請方法をしっかり確認しておきましょう。
補助金の種類によっては、実際に工事が始まる前に申請しておかないといけないものや、工事業者に発注する前に申請して許可をもらっておかなければならないものもあるので注意が必要です。
補助金や助成金は各自治体の予算をもとに補助額などが決められているので、申請件数が多いとすぐに予算の上限に達し、申請しても補助金をもらえない可能性があります。
そのため、補助金や助成金を使って住宅リフォームを行うときは、なるべく早く申請するようにしてください。
出典:
https://www.j-reform.com/publish/pdf_guidebook/29-07-P18-39.pdf
https://www.chibakogyo-bank.co.jp/kojin/column/article009/
https://rehome-navi.com/articles/373
https://www.livable.co.jp/l-note/life/1344/
https://www.homepro.jp/hiyou/funds.html?SiteID=HPG&vos=homhpawp0000002505&adgrp=lg_rf_funds&gclid=CjwKCAiA5sieBhBnEiwAR9oh2t7Vqc8gwG7H6cZBgJp1KKsYmlbh84OwlNHB_3RZarQD9gtTCY_B1hoCHicQAvD_BwE#step03
住宅リフォームは工事内容によって高額な費用がかかってしまうので、少しでもお得にリフォームするために補助金や助成金の利用を検討されている方も多いでしょう。
富山県には耐震リフォームやバリアフリーリフォームなどを対象にした補助金制度が用意されており、上手く活用すればお得に住宅リフォームができます。
ただし、申請時期によってはすでに予算に達しており、補助金をもらえないといったこともあるので、富山県で住宅リフォームを検討している方は早急に検討を進めましょう。
補助金制度や助成金制度は複雑で内容がわかりづらい部分も多いと思うので、「補助金や助成金を活用したいけど、よくわからない…」という場合は、ぜひ当社「石友リフォームサービス」にご相談ください。
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