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2024.03.23
「使っていない和室があるからそのまま子供部屋にしたい」あるいは「和室をリフォームして子供部屋として使えるようにしたい」と考えたことはないでしょうか。
本記事では、和室を子供部屋にするメリット・デメリットを中心に解説していきます。和室を子供部屋にする際、デメリットを解消する方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
和室を子供部屋にするメリットは次の3つです。
●クッション性能が高い
●吸音性が高く防音できる
●背の低い家具との相性が良い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
小さなお子様の場合、部屋の中を走り回ることもあるでしょう。転倒してしまうこともしばしば。そんなときに畳のクッション性の高さがケガの防止になります。転倒しても体への衝撃を減らしてくれるため、大きなケガにつながりにくいのです。
また、部屋の中で遊ぶと物を落とすこともあると思いますが、クッション性の高さが物の破損防止になり、子供が物の破損でケガをするリスクも減らせます。
部屋の中を走り回るとき、気になるのはケガの危険だけではありません。静かに過ごしたいときに音が響きわたるとゆっくり休めないため「音」も大切なポイントです。和室の畳はフローリングと比べて、空気を多く含んでいるため、音を吸収してくれます。子供が部屋の中を走り回るときに出る音を軽減するため、比較的穏やかに過ごせるようになるはずです。
ただし、和室ならではの障子やふすまは防音性が低いのが難点です。障子をガラス戸に、ふすまを引き戸に変更するか、防音カーテンや隙間テープなどを使って防音性を高めるとよいでしょう。
和室では畳に座って過ごすため、必然的に目線が低くなります。背の高い家具を置くと圧迫感を感じるため、背の高い家具との相性が良くありません。
反対に、ローテーブルや小さなタンスといった家具の方が相性が良いです。和室に合う背の低い家具を選ぶ場合は、和風素材のものを選びましょう。木材や竹材などの自然素材が使われたものがおすすめです。趣向を変えて、レトロな家具を取り入れてもおしゃれな空間になります。
和室を子供部屋にするデメリットは次の4つです。
●水分や汚れへの耐性が低い
●家具の跡がつく
●こまめなお手入れと定期的なメンテナンスが必要
●机などの家具と合わせるのが難しい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
畳に使われている素材は、水分や汚れへの耐性が低いのが一つのデメリットです。隙間にゴミや汚れが入りやすく、水分が付着すると腐食する場合もあります。
特に子供部屋として使う場合には要注意です。子供が汚れなどを気にして遊ぶことは難しいため、一工夫が必要となります。
畳が濡れてしまったり汚れてしまった場合は、乾いたタオルや新聞紙を使ってさっと拭き取り、ドライヤーや乾燥器で乾かせば対処可能です。大量に水分をこぼした場合は日干しをするとよいでしょう。
畳の上に重い家具を長期間にわたって置くと、跡がついてしまいます。数年経過しても跡が残ったままということも少なくありません。
しかし、跡がつかないように対策できるため深刻に悩む必要はありません。大前提の対策として、そもそも重い家具を置かないようにしましょう。そのうえで、やむを得ず重い家具や圧力のかかりやすい四つ脚の家具を置く場合は、下に板やシート、カーペットの切れ端などを置いておくと跡がつきにくくなります。
畳に跡がつかないように、上敷きやカーペットは敷かないようにしましょう。湿気がこもり、カビやダニの原因になってしまいます。
畳は、こまめなお手入れと定期的なメンテナンスが必要です。和室を子供が使う場合はなおさら必要になるでしょう。具体的にやることは次のとおりです。
●掃除機でのこまめな掃除(畳の目に沿って丁寧にかける)
●定期的に換気をする
●擦り切れ、傷みが目立ってきたら裏返す
●畳の両面が傷んだら張り替えまたは新調する
●年に1回ほど畳を干す
このように畳のお手入れとメンテナンスは大変なのが大きなデメリットになります。
子供が大きくなると、勉強のために机が必要になります。しかし、和室に机を置くのは、インテリア面での相性の悪さにくわえ、畳が傷む原因になります。
対策としては、机は別の部屋に用意するか、軽いローテーブルを設置することをおすすめします。
使っていなかった和室をそのまま子供部屋にするのも一つの選択肢です。一方で、リフォームをして、より安全な子供部屋にすることも検討してはいかがでしょうか。
ここでは、和室を子供部屋にリフォームするメリット・デメリット、注意点について解説します。
和室を子供部屋用にリフォームすれば、デメリットを解消しつつメリットを活かした部屋にすることができます。たとえば「障子」です。子供部屋の扉を障子にすると、破ってしまったり枠の木材で子供がケガをしてしまったりするおそれがあります。そのため、子供が思い切り遊んでも問題のない素材にリフォームするとよいです。
また、リフォームで畳自体を変更するのもよいでしょう。畳によって硬さや厚さは異なります。畳表と芯材の間にクッションを入れられるものもあり、中には小さな子供向けのクッション性、防水性、吸音性に優れた畳もあるため、検討してみるとよいでしょう。
このように、リフォームをして安全に和室を子供部屋として使えるようにしてみることを検討してみてください。
和室を子供部屋にリフォームする場合の注意点が2つあります。
●収納スペースを確保する
●マンションの場合はリフォームする前に確認
子供の成長とともに、どうしても荷物が増えがちです。子供が進んで整理整頓できるように、使いやすい収納用具を設置することが大切になります。しかし、和室には重い家具の設置ができないため、和室内にクローゼットを設けるなどの工夫が必要です。
ただし、マンションでリフォームする場合は管理規約をかならず確認しましょう。管理規約にマンションでリフォームできる範囲について定められています。もし、管理規約を破れば強制退去になるだけでなく、原状回復の義務や罰金が課されることになります。
和室の畳は、クッション性や吸音性に優れており、背の低い家具と相性が良いメリットがあります。一方で、水分や汚れへの耐性が低く、家具の跡がつきやすいうえ、定期的にメンテナンスする必要があります。また、背の高い机などの家具と合わせるのが難しいことも考慮しなければなりません。
これらのメリット・デメリットを総合的に考慮したうえで判断することが大切です。しかし、デメリットの解消も可能です。その方法が「リフォーム」です。現段階で和室がない方、今ある和室をそのまま子供部屋として利用したい方、いずれの方もリフォームをして、より安全に子供が過ごせる和室にすることをおすすめします。
リフォームの相談は、実績が79,000件以上ある石友リフォームサービスにどうぞ。
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