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2024.04.02
「和室に床の間があるけれど全く使ってないから、収納スペースにリフォームしたい」と考えたことはありませんか。
床の間は、室町時代に生まれたものだとされていて、仏像や仏画、壷などを飾っていたそうです。現代においては花や掛け軸などの飾りを置く場所になっていますが、こうした飾り物も飾らない家庭にとっての床の間は、デッドスペースとも呼べるのではないでしょうか。
そこで本記事では、床の間を収納スペースとしてリフォームする方法を徹底的に解説します。なかなか気付きにくい活用方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
床の間は、90cm×90cm×60cm(横幅×高さ×奥行き)程度の広さが一般的です。横幅や奥行きだけで考えると狭いですが、高さも収納スペースとして考えてみると、実にさまざまな活用方法があります。具体的な活用方法は次の3つです。
●突っ張り棒を使ってDIYで簡易的な仕切りを作る
●ハンガーパイプや棚を設置して簡易的な収納スペースを設ける
●扉をつけて本格的な収納スペースを作る
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
床の間は高さがあり、突っ張り棒を使って収納スペースを作るのにぴったりです。ロールスクリーンやカーテンを取り付けて仕切ることで、簡易的な収納スペースにできます。応接間として使う場合、来客があっても隠せるため人目を気にしなくて済むのが嬉しいポイントです。
またロールカーテンやカーテンはデザインが豊富なため、和室に合うものを選ぶことができます。
仕切る必要がなければ、突っ張り棒にハンガーをかけて衣服を収納できるスペースにすることも可能です。突っ張り棒を利用して飾り物を配置するのもよいでしょう。
注意点として、突っ張り棒を設置する場合は、耐荷重を確認したうえで、その重さを超えないようにしましょう。落ちないように、設置面に対して垂直にきちんと設置することも大切です。
床の間のサイズは、ハンガーパイプや棚の設置にぴったりです。ハンガーパイプを取り付ければ衣類やコートを掛けられるようになり、棚を設置すれば書籍や小物類などを収納できるスペースになります。
ハンガーパイプの設置に関しては、スペースに余裕があれば2つ設置することで、より多くの衣服を収納できるようになります。しかし、衣服の取り出しが難しくなっては意味ないため、使用する人の身長を考慮したうえで設置しましょう。
また耐荷重をきちんと考慮しないと天井を傷つけてしまうだけでなく、ハンガーパイプが落ちてきてケガをしてしまうリスクも考えられるので、安全面と確実性から考えるとリフォーム会社に相談してみるのが良いでしょう。
床の間に扉を取り付けることで、収納スペースを視覚的に隠すことができます。応接間として利用する場合に、客人の視線を気にする必要がなくなり、部屋の整理整頓もできます。
また、扉で仕切るために外からのホコリやゴミが入らなくなるため、掃除の手間がかからないメリットもあります。どのような収納スペースにするかによりますが、基本的に大がかりなリフォームにはならないため、こちらも床の間の有効活用方法として、良い選択肢の一つでしょう。
ただし自分で扉を取り付けると床の間の部分だけが浮いてしまい、悪目立ちするケースも多いので、こちらも一度プロの業者に相談してみることをお勧めします。
ここまで床の間を収納スペースとして活用する方法について解説してきました。しかし、実は他にも活用方法があります。床の間をリフォームして、以下のように活用してみてはいかがでしょうか。
●ディスプレイスペースとして活用する
●デスクスペースや書斎として活用する
●床の間を含む和室全体をリフォームする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飾り物をするという意味では、本来の床の間と同じような使い方になります。本来の床の間では、花や掛け軸を飾りますが、ディスプレイスペースとして活用する場合、家族写真を飾ったり、吊るし棚を設置してアンティークを飾ったりと家庭によってさまざまなアレンジができます。
限られたスペースでどう魅せるかを考えるだけでも楽しめるはずです。床の間を収納スペースや作業場として活用する予定がない場合は、ディスプレイスペースとしての活用を検討してみてはいかがでしょうか。
近頃は在宅勤務をする人が増えてきています。それにより、自宅にデスクスペースや書斎といった作業スペースを作る人も増えている傾向にあります。
リフォームで作業スペースを設ける場合、間取りの変更や壁で仕切るなど、大がかりなリフォームになりがちです。しかし、床の間を活用すれば、あっという間にデスクスペースや書斎にすることができます。
壁に向かう形になるため、視界を遮り集中できる環境も手に入れられるでしょう。また、周囲に棚や電子機器なども設置すれば、使い勝手のよい作業スペースになるはずです。
床の間がデッドスペースになっている場合、いっそのこと和室全体をリフォームするのも一つの選択肢です。床の間を有効活用したくても、収納スペースとしては不十分に感じることもあるでしょう。そこで、リフォームで床の間自体を無くして、和室内に新たに収納スペースを設ければ根本的に解決できます。
そのほかにも、床の間の色やデザインにもこだわりたい場合、床の間だけリフォームをすると和室の統一感が損なわれてしまいます。和室全体をリフォームすることで、統一感があるおしゃれな和室でありながら、使い勝手のよい床の間を設けることができるわけです。
もし、床の間や和室全体をリフォームする場合は、リフォーム会社に相談しながら進めるのがおすすめです。自身では思いつかない活用方法やスペースの使い方を提案してもらえます。
さらに床の間をリフォームする場合、壁や床の耐久性も確認してもらわなければなりません。収納スペースとして使い始めてから、劣化した板が割れるということも起こり得るので最初からリフォーム会社に相談する方が安心と言えるでしょう。
床の間や和室のリフォーム経験が豊富な会社に相談して、適切なプランを提案してもらい、床の間を理想的な空間にしましょう。
床の間には幅広い活用方法があります。
●突っ張り棒を使ってDIYで簡易的な仕切りを作る
●ハンガーパイプや棚を設置して簡易的な収納スペースを設ける
●扉をつけて本格的な収納スペースを作る
●ディスプレイスペースとして活用する
●デスクスペースや書斎として活用する
●床の間を含む和室全体をリフォームするのもアリ
簡単な作業で済む方法もありますし、和室全体をリフォームして床の間のスペースを有効活用する方法もあります。床の間を含めた和室の使い道、これからどう使いたいのかを明確にして判断しましょう。
床の間のリフォームに関して、何か気になることがあればお気軽に石友リフォームサービスにお問合せください。
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