浴室・洗面・トイレ
2024.04.16
「そろそろ洗面所の床材をクッションフロアに張替えようかな」と考えている方に知っておいてほしいことがあります。
本記事を読むことで次のことがわかります。
●洗面所の床材を張替えるタイミング
●他の床材とクッションフロアの特徴の違い
●クッションフロアの選び方
●クッションフロアへの張替えにかかる期間とDIYでも可能かどうか
実際の施工事例もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
洗面所の床材の張替えを検討するうえで把握しておきたいのが、張替えるタイミングの目安やその見極め方です。一般的に、床材を張替えるタイミングは10~15年が目安になります。ただし、床材に次のようなものが見られたら、10~15年が経過していなくても交換を検討しましょう。
●多数の傷がついている
●黒いカビがついている
●色あせやはがれが見られる
●割れている
とくに、洗面所で使っている床材のため、水分が付着して黒カビが発生していることも珍しくありません。引き続き床材として使うことは可能ですが、カビの繁殖につながるうえ、健康面に悪影響をもたらすため早めの床材の交換を検討すべきでしょう。
洗面所の床を、他の床材からクッションフロアに変更するときに押さえておきたいのが、クッションフロアの特徴と他の床材との違いです。クッションフロアと他の床材との大きな違いは、特性・価格・デザイン性の3つになります。
特性についてですが、クッションフロアは他の床材と違い、上を歩くときに足が沈み込む感触があります(クッション性)。価格に関しては、比較的安く購入できるため導入しやすいのが特徴です。また、クッションフロアのデザインは多彩で、部屋の雰囲気や自分好みで選べるのも特徴になります。違いについて以下にまとめたので参考にしてください。
洗面所にクッションフロアを導入する際、選び方のポイントは次の3つです。
1.機能性
2.カラー
3.デザイン
住宅用に使うクッションフロアには、通常のものと土足対応のものがあります。土足対応のものは通常よりも厚めに作られていて、耐久性が高めになっています。通常のクッションフロアの方が価格は安いため、最低限の予算に抑えたい方は通常のものを選ぶとよいでしょう。
また、通常のものでも、抗菌や抗カビといった機能が異なります。欲しい機能をもったクッションフロアを選んでください。
クッションフロアはカラーやデザインが豊富なのが一つのメリットです。目指したい洗面所の雰囲気を考慮に入れて、検討してください。デザインに関して注意してもらいたいのが、凹凸のあるものを選ぶと掃除がしにくくなることです。凹凸の間にゴミや汚れも溜まりやすくなるため注意しましょう。
ただ、凹凸がついていることで、タイルや木材などの質感をよりリアルに感じられます。デザイン性にこだわりたい方は凹凸のあるクッションフロアを、機能性にこだわりたい方は凹凸なしのクッションフロアを選ぶのがおすすめです。
洗面所の床材をクッションフロアへ張替えた後「失敗した」と感じる人がいます。そのほとんどが、業者に相談せずにDIYで張替えを行った人です。たとえば、次のような失敗例が挙げられます。
●カッターでまっすぐ切れなかった
●クッションフロア同士に隙間ができてしまった
●角や細かい部分に合わせて上手く処理できなかった
●設置するときに空気が入ってボコボコになってしまった
●部屋の雰囲気に合わないカラーやデザインを選んでしまった
このように、簡単に見えて意外と失敗しやすいポイントが多々あります。クッションフロアへの張替えで失敗を避けたいのであれば、業者に相談しながら決めるべきだといえるでしょう。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_640.html
実際に洗面所の床材をクッションフロアに張替えた事例を一つご紹介します。
この事例では、空き家となっていたお施主様のご実家をリフォームしました。1階全面と外壁のリフォームを行っています。脱衣室や洗面所に関しては、床材として採用したクッションフロアとクロスは同じものを使ったことで、清潔感や統一感を感じられる空間に仕上がりました。また、タイルではなくクッションフロアを採用したことで、温かみや柔らかみも感じられます。
こちらの空き家は築40年が経過していましたが、リフォームによって新築同様の仕上がりとなり、快適に過ごせる住宅になりました。お施主様からも「築40年経ち、しばらくの間空き家となっていた実家が新築のように生まれ変わり、また住むことができるようになって大変満足しています」とのお喜びの声もいただいています。
洗面所の床材をクッションフロアに張替えるときにかかる工期の目安は、半日~1日程度です。床材の張替えには2つの方法があります。
●新規張り:既存の床材をはがして下地の上に新しい床材を張る方法
●重ね張り:既存の床材をはがさずに新しい床材を重ねて張る方法
新規張りでも1日で施工が完了することが多く、重ね張りであれば半日で完了します。それほど時間のかかるリフォームではなく、生活に支障はないでしょう。
洗面所のクッションフロアの張替えはDIYでもできますが、うまく施工できるとは限りません。満足のいく仕上がりにならなかったり、うまく施工できず結局業者に依頼することになり、逆に費用が高くつくようなケースもあります。そのため、はじめから専門知識や技術、実績のある業者に依頼するのがおすすめです。
いかがだったでしょうか。洗面所の床材をクッションフロアに張替えに関する知っておきたい情報を解説してきました。
床材を張替えるタイミングは一般的に10~15年が目安ですが、多数の傷やカビ、色褪せ、はがれ、割れといった症状が見られた場合は早めの交換がおすすめです。床材にはいくつか種類がありますが、水濡れに強いうえ、カラーやデザインが豊富で、価格が安いために導入しやすいクッションフロアをおすすめします。
ただ、DIYによるクッションフロアへの張替えは失敗する可能性があります。せっかく購入したクッションフロアを無駄にしてしまうよりは、はじめから業者に依頼して、キレイに洗面所の床材をクッションフロアにした方がよいでしょう。
当社の窓口に問い合わせしてもらえれば、まずは相談ができますのでお気軽にご相談ください。
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