浴室・洗面・トイレ
2024.05.21
毎日の生活で欠かせない洗面台。
●顔を洗うとき
●手を洗うとき
●歯を磨くとき
などの場面で頻繁に使います。だからこそ、使い勝手が良く、お手入れがしやすい洗面台を選びたいですよね。そこで一つの選択肢が「ハイバックの洗面台」です。
本記事では、ハイバックタイプの洗面台の特徴やメリット・デメリットを中心に解説します。ハイバックタイプの洗面台を使った施工事例もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ハイバックの洗面台とは、向かって正面の壁に水栓がついているタイプの洗面台のことです。洗面台で水を使えば少なからず水はねをしますが、壁についているため水栓の根元に水がたまりにくいのが最大の特徴です。
ハイバックの洗面台には、良いところも悪いところもあります。洗面台のタイプを選ぶときに、総合的に判断できるよう把握しておきましょう。
ハイバックの洗面台のメリットは、先述したとおり、水栓の根元に水がたまらず清潔さを保てることです。洗面台自体に汚れのつきにくい素材が使われているうえ、ハイバックの洗面台独自の形状から、より清潔さを維持しやすくなっています。そのため、日々のお手入れもしやすいのもメリットです。また、洗面台に凹凸や継ぎ目がないため「細かな部分に汚れが詰まって取れにくい」といったことを防げます。
ハイバックの洗面台のデメリットは、物を置くスペースの狭さです。一般的なフラットタイプの洗面台では、奥にハンドソープなどを置けるようなスペースがありますが、ハイバックの洗面台にはありません。横に置くことができますが、顔を洗うときや歯をみがくときなどの邪魔になることがあります。収納スペースが欲しい場合は、洗面化粧台にする、グッズを使ってスペースを作るなどの工夫が必要になるでしょう。
ここでは、実際にハイバックの洗面台を採用したリフォームの事例を5つご紹介します。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_047.html
今回の施工事例は、お施主様のお母さまが一人暮らしをしていた住宅をリフォームして、二世帯で暮らせるようにしたいという希望からスタートしました。築60年が経過していたため、住宅全体に劣化が見られていました。そこで、子供の世代になっても住み続けられるように、全体的にリフォームを行っています。本記事のテーマである洗面台に関しては、TOTOのオクターブという、手をかざすだけで水が出る自動水栓がついた使い勝手の良い洗面化粧台を採用しました。十分な収納スペースもあるため、生活感を隠すことができるようになっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_563.html
今回の施工事例は、築年数が経つごとに日々の生活の快適さが失われていくことを感じ、たくさんの悩みを抱えていたお施主様からご依頼を受けてスタート。複数の悩みがあったため、解決できるように丁寧なヒアリングを重ね、計画を進めました。その結果、寒い冬でも暖かく過ごせ、家事負担も減らせる住宅に仕上がっています。洗面台に関しても、ハイバックタイプの洗面台にすることでお手入れが楽になりました。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_062.html
今回の施工事例では、空き家となっていた住宅のリフォームを行いました。築40年で昔ながらの家屋構造。収納スペースの少なさや家事動線の効率の悪さ、断熱といった問題を抱えていたため、すべてを見直して提案しました。リフォームの結果、将来も見据えたバリアフリーで快適な住宅に仕上がっています。ハイバックの洗面台も広めのため、快適に使えるようになっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_729.html
今回の施工事例は、築45年の経過で住みづらさを感じていたお施主様からのご依頼でスタートしました。数ある中でも「冬の寒さ」で悩んでいた様子で、断熱性を一番のポイントとしてリフォームを行ってます。また、住宅にはデッドスペースとなっていた場所もありましたが、より快適に過ごせるように有効活用しました。デッドスペースの一つに、階段下のスペースがありましたが、そこには洗濯機と洗濯かごを設置しました。横には洗面ボウルが広めなハイバックの洗面台を設置し、仕切りの向こうにはバスルームを設置しています。デッドスペースを活用しつつも動線効率が良い住宅に仕上がりました。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_730.html
今回の施工事例は、ご主人様の定年をきっかけに、理想であったLDKを実現するためにリフォームを行いました。リフォームの結果、1階で生活を完結でき、コンパクトな住居となっています。LDKは日当たりを計算したリフォームを行っているため、明るい部屋で快適に過ごせます。また、洗濯まわりの作業を行う部屋とは別に洗面台を設け、清潔感を保てるようにしました。
ハイバックの洗面台の中でも、メーカーによって水栓のタイプや洗面ボウルの素材、サイズなどが異なります。各メーカーが販売しているハイバックの洗面台の特徴を見ていきましょう。
LIXIL(リクシル)が販売しているハイバックタイプの洗面台の特徴は次の3つです。
●水栓を伸ばせる
●洗面ボウルが広い
●洗面ボウルの素材に陶器が使われている
LIXILの水栓は伸ばせるようになっているため、用途に合わせて使いやすくなっています。また、洗面ボウルがワイドなタイプが多く、使いやすいのも特徴です。洗面ボウルに使われている素材は、アクアセラミックと呼ばれる陶器や樹脂で作られた人造大理石です。アクアセラミックは傷や経年劣化に強く、人造大理石は衝撃に強く、継ぎ目ができにくいのが特徴になります。また、どちらも汚れにくくお手入れがしやすいのも強みです。
タカラスタンダードが販売しているハイバックタイプの洗面台の特徴は次の3つです。
●4つの型が販売されている
●大容量収納
●洗面ボウルの掃除がラク
タカラスタンダードからは、オンディーヌ、リジャスト、ファミーユ、エリーナという4つの型のハイバックタイプ洗面台が販売されています。いずれも収納力に定評があり、機能性も高いです。また、洗面ボウルには、アクリル人造大理石やホーローといった素材が使われており、どちらも掃除が楽なのが特徴です。アクリル人造大理石では油汚れに強く、かんたんに落とせます。一方、ホーローの洗面ボウルでは汚れがしみこみにくいため、こちらもかんたんに汚れを落とせます。
TOTOが販売しているハイバックタイプの洗面台の特徴は次の3つです。
●除菌水を出せる
●すべり台ボウルでキレイを維持しやすい
●収納スペースの奥行きが広い
TOTOの洗面ボウルは、すべり台のように排水口に向かう構造で、水と一緒に汚れが流れるため清潔な状態を維持しやすいのが特徴です。排水口自体もボタンでかんたんに開閉可能です。また、除菌水も出せて汚れやヌメリを防止できるため、徹底的に汚れに対して強いのがTOTOの強みになります。収納スペースに関してですが、配管などの構造をうまく避けることで広い奥行きの収納スペースを実現しています。
向かって正面の壁に水栓のついたハイバックの洗面台。一般的なフラットタイプの洗面台と比べて、水栓の根元に水がたまりにくい特徴があります。ただ、洗剤などを置くスペースが横にしかないため、人によっては不便に感じるかもしれません。メリット・デメリットを把握したうえで、自分にとって使い勝手のよいタイプの洗面台を選ぶことが大切です。適切な洗面台を選ぶためにも、実績が豊富なリフォーム会社に相談および依頼するようにしましょう。石友リフォームサービスにご相談いただければ、要望に応じた最適な洗面台を提案します。お気軽にご相談ください。
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