耐震・断熱
2021.10.22
ご覧くださりありがとうございます。
今回は、富山市掛尾町にあります、石友リフォームサービス掛尾店より、設計を担当しております谷川がお送りします。
当社は富山県をはじめ、石川県・福井県・埼玉県で事業展開していますが、ご存じのように北陸と関東は気候が異なります。特に冬は「じめじめした北陸」と「カラカラに乾燥しすぎる関東」と、同じ国とは思えないほどに違いがあります。
「西高東低の冬型の気圧配置により、日本海側で雪を降らせ、太平洋側では・・・」なんていう気象の原理を、小中学校の遠い記憶から呼び起こそうとした方には朗報(?)です。
実は、空気1立方メートルに溶けていられる水の量は温度によって決まっていて、低い温度の空気には水はあまり溶け込めません。冬に洗濯物が乾きにくいのは、洗濯物の水分が空気に移動できないからなんですね。
夏に冷たいビールジョッキが汗をかく現象が起こることでもわかりますね。ジョッキ周りの空気がビールで冷やされることで、溶けていられなくなった水蒸気が水滴として出てくる「結露」です。このことからも、空気に溶けていられる水の量は温度で決まっていることがわかります。
冬に、リビングを「室温23℃、湿度を人間にとって快適とされる50%」にしたとします。この空気が部屋の隙間や出入口から隣の部屋に流れこんだ場合、12℃あたりで相対湿度100%になり、それ以下になると結露として出てきます。
非暖房室の押入の中の布団がカビ臭くなるのもうなずけます。
逆に北陸の1月をイメージして「外気温4℃・湿度100%の空気」が部屋に入ってきたとします。これをエアコンや床暖房などの「温度だけを上げる」暖房器具で暖めると、なんと30%を下回るほど乾燥してしまいます。こうなると加湿器が必要になります。
北陸も関東も同じぐらいになるんですね。
実は、北陸の家をジメジメにしている犯人は「石油ストーブ・ファンヒーター」なんです。
灯油は1リッター燃えると、水が約1リッター、二酸化炭素が2.5キロ出るとされています。家の断熱性能が低いとエアコン暖房が効かないので、家の中で灯油の焚き火をしないと寒くていられないので、その結果毎日数リッターもの水を家の中に放出しているのです。そりゃカビも生えるわけです。関東は気温が北陸より高めでまだエアコンが効くので、温度だけ上がって乾燥するんです。
断熱は省エネだけでなく、防カビやヒートショック予防、そして地球温暖化防止への第一歩なんですね(ちょっと大げさですが)
断熱リフォームは、ぜひ石友リフォームサービスにお気軽にご相談ください。
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石友リフォームサービス掛尾店
富山県富山市掛尾621
TEL:0120-14-4557(通話無料)
国道41号線の掛尾町交差点付近。
ドン.キホーテさん、ゴーゴーカレーさん付近。
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