インテリア
2023.12.25
この記事を読むと、次の2つのことが分かります。
●「和モダン」の基礎知識と魅力
● 和モダンな住宅を実現するリフォームのポイント
また、実際にリフォームで和モダンな住宅を実現した施工事例を8つご紹介します。そもそも和モダンについて知らない方は和モダン住宅の雰囲気を知ることができ、和モダンな住宅へのリフォームを検討している方はイメージを固めるきっかけになります。ぜひ最後までご覧ください。
和モダンとは、日本の伝統的な「和」の要素と近代的な「洋」の要素を融合させたデザインのことです。和風ならではの温かみや心地よさに加え、洋風の近代的なスタイリッシュさの特徴を併せ持つため、他のインテリアデザインにはない魅力があります。和モダンのインテリアデザインでは、基本的に和風のインテリアと同じように、木材や竹材などの天然素材を主に使います。ただし、和のアイテムを取り入れれば和モダンになるわけではありません。次項から和モダンな住宅にするためのポイントを解説しているので、参考にしてください。
リフォームで和モダンな住宅を実現するには次の3つのポイントを心がけましょう。
●畳や障子など和のテイストが感じられるアイテムを取り入れる
●ドアを引き戸にする
●家具や照明も和を意識して選ぶ
それぞれ詳しく見ていきます。
和モダンには木質感のある素材、畳や障子など、和のテイストが感じられるアイテムが欠かせません。また、カーテンやブラインドではなく、障子で自然光を取り入れるようにすることで一気に和のテイストになります。
しかし、和風のアイテムをひたすらに取り入れるだけでは、違和感のある雰囲気になってしまいます。和とモダンの要素をバランスよく取り入れ、全体的な調和を取ることが大切です。
洋風の住宅では開き戸が主ですが、和モダンな住宅にリフォームするなら引き戸のドアにすることをおすすめします。ドアの素材に木質感のあるものを使うと、より和風テイストになるでしょう。
また、引き戸はバリアフリーの観点からも魅力的なアイテムです。段差ができないため、将来的に介護が必要な家族がいる方はぜひ引き戸を取り入れることをおすすめします。
せっかく畳や障子、引き戸を取り入れても、家具や照明が洋風だとチグハグし、和モダンとは程遠い印象になります。木材の家具や和紙・竹が素材である照明器具を使うことで、和モダンな雰囲気に一層近づけることができます。
また、デザインへの配慮も大切です。例えば、照明器具には天井に直接取り付けるタイプの「シーリングライト」や天井に組み込むタイプの「ダウンライト」、天井から吊り下げるタイプの「ペンダントライト」のように、いくつか種類があります。素材だけでなく、照明器具のデザイン一つで雰囲気は大きく変わるので、じっくり検討してみましょう。
ここからは、石友リフォームサービスによって行われた和モダンリフォームの施工事例を8つご紹介します。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_163.html
お施主様の住宅は、大黒柱や梁といった金物を使わない「枠の内」と呼ばれる工法(大雪に耐えるための工法)によって建てられた、昔ながらの家でした。築年数が28年で、老朽化が見られる場所も各所に点在していました。そこで今回、断熱性や耐震性、通風性、快適性を中心に考慮し、住宅全体のリフォームを行いました。
結果、既存の住宅の面影を残しつつも近代的な印象を受ける、和モダンな住宅を実現。お施主様からは「想像以上の出来栄えに満足しています」とお喜びの声をいただいています。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/17.html
こちらの施工事例は、驚きの「築100年」を経過した住宅のリフォームです。お施主様の希望は、既存の伝統的な雰囲気は残しつつ、全体的にリフォームをして快適に生活できるようにすることでした。
そこで、和室や玄関の雰囲気は残しながらも、全体的に内装を再デザイン&新調。住宅内の動線や収納スペースも見直し、快適に過ごせるように細部までこだわりました。断熱性や耐震性も向上し、お施主様が周囲に自慢したくなるような和モダンな住宅を実現しています。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/25.html
今回の施工事例で特筆すべき点は、間仕切りを取り払い、作り上げた約20帖の広々としたLDKです。既存の梁や柱がアクセントになり、おしゃれで趣のある空間になっています。さらに、照明やアクセントの壁の「洋」の部分ともマッチしており、お施主様やそのご家族は、さまざまな雰囲気を楽しめるようになりました。また、キッチンは対面式を取り入れているため、家族とのコミュニケーションを楽しみながら料理することも可能になっています。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_297.html
今回の施工事例は、上下分離型の二世帯住宅リフォームです。それぞれの世帯が適度な距離感で快適に生活できるよう二階を子世帯専用の空間として全体的にリフォームを行いました。
LDKには、お施主様の奥様の両親が、住み慣れた和室で泊まれるようにするための小上がりの和室を設けました。この和室は、照明器具をダウンライトにしたことで天井が高く感じられ、開放感のある快適な空間になっています。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/64.html
今回の施工事例で特筆すべきは、LDKのインテリアデザインです。キッチンはアイランドキッチンを採用し、モダンでスタイリッシュな雰囲気が感じられる一方で、部屋全体は木質感のあるテイストで、温かみを感じられます。和と洋の2つの要素を含みながらも、バランスが良く、まさに和モダンな空間を実現しているのです。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_167.html
今回の施工事例は、「広く明るく」がコンセプトとなりました。
ダウンライトの照明や住宅の外観や自然光を取り入れる窓など、採光にこだわったことで日中明るく過ごせる空間を実現しました。一方で、外観や住宅内の各所にベージュや濃い色の木材を取り入れ、大人な落ち着いた空間になっています。また、LDKは奥様こだわりのアイランドキッチンや隣接した書斎コーナーとの一体感が感じられます。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/57.html
2階から1階へ生活拠点を移すために始まったリフォーム計画。将来を見据えた実用的なリフォームだけではなく、デザインにもこだわりました。玄関から入ると、まず洋風テイストの印象を受けます。しかし、中に入っていくと和と洋が調和した、和モダンの印象を受ける空間に仕上がりました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_219.html
田舎でのんびりしたセカンドライフ実現のためにスタートした今回のリフォーム。お施主様の祖父母様が住んでいた住宅を全体的にリフォームしました。
LDKは、洋と和の空間をそれぞれ設けていますが、上手く調和しており、和モダンな空間を実現しています。和テイストのコーナーの天井には、既存の梁を掲げ、趣深い雰囲気が感じられます。
和モダンリフォームは、先ほど紹介した3つのポイントを意識してリフォームを行わないと、いまいち和の雰囲気が感じられない空間になる可能性があります。各素材や家具との微妙な調和が求められるので、慎重にリフォームを行わなければなりません。
そのため、依頼するリフォーム会社を選ぶ際は、和モダンリフォームの実績が豊富な会社かどうかを確認し、なるべく実績が豊富なリフォーム会社に依頼しましょう。
この記事では、リフォームで和モダンな住宅を実現するポイントと施工事例を中心にご紹介してきました。今回の記事を読んで「和モダンリフォームをやってみたい」と思った方もいるでしょう。しかし、数多くのリフォーム業者から選ぶのは簡単ではありません。そこで、おすすめしたいのは私たち「石友リフォームサービス」へのご相談です。リフォーム実績が78,000以上あり、和モダンリフォームの実績も豊富にあります。
問い合わせたら必ずリフォームを依頼しなければならないということはありません。リフォームにおける悩みや不安を専門家にご相談するだけでも問題ないので、お気軽に問い合わせください。
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