浴室・洗面・トイレ
2024.03.11
ランドリールームがあれば「洗う、干す、取り込む、アイロンがけ、畳む」といった洗濯まわりの作業を1つのスペースで完了できます。しかし、レイアウトでミスをすると、せっかくの便利なスペースが、使い勝手の悪いスペースになりかねません。最悪の場合、別の場所で洗濯まわりの作業を行うようになり「デッドスペース」になってしまいます。
そんな事態を避けるために本記事では、ランドリールームのレイアウトを考えるときのポイントと、実際にリフォームでランドリールームを設けた施工事例をご紹介します。
ランドリールームのレイアウトにおけるポイントをまとめると、次の3つになります。
●ランドリールームはバスルームや洗面室の隣にレイアウトするのがベスト
●物干し場もランドリールームの近くにレイアウトして移動を最小限に抑える
●湿気対策も考慮したレイアウトにする
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
バスルームや洗面室の隣にレイアウトすれば、次のようなメリットを感じられます。
●入浴時に衣類を洗濯機にすぐ入れられる
●お風呂の残り湯を洗濯に使いやすくなる
●衣類を畳んだ後にほとんど移動せずに片付けられる
このように「距離」が圧倒的に短くなることで家事負担を大きく減らせます。ただでさえ、洗濯物の量が多いときは持ち運びが大変です。1日に数回洗濯して、洗濯物の持ち運びを何度も繰り返す家庭もあるでしょう。しかし、ランドリールームをバスルームや洗面室の隣にレイアウトすれば、いくらか片づける量を減らすことができます。さらに、家族の衣類の収納場所も近くに設置しておけば、より楽になるはずです。合わせて検討してみてはどうでしょうか。
部屋干しできるスペースをランドリールームに設けられるのなら、それがベストです。しかし、土地面積や住宅構造の問題から難しい場合もあるでしょう。そんなときは、ランドリールームの近くに物干し場をレイアウトし、最小限の移動に抑えましょう。また、洗濯機の上にスペースを設けて、洗面室に収納するものだけ干して、持ち運ぶ衣類の量を減らす方法もあります。
ランドリールームをバスルームや洗面室の隣にレイアウトすると、どうしても湿気が多くなりがちです。洗濯物の乾きにくさやカビの原因につながるので、湿気対策も合わせて考える必要があります。具体的な対策は3つです。
●湿度を調節する壁材を使用する
●換気扇を設置しこまめに換気する
●窓の設置でランドリールームから浴室まで空気の抜け道を作る
また、近年では部屋干し用の洗剤や除湿シートなど、部屋干しを助けるグッズがたくさんあります。こうしたグッズも活用してみるとよいでしょう。
ランドリールームの広さは「広すぎず狭すぎない広さ」がベストです。
広いほど、洗濯まわりの作業がしやすく、収納や干すスペースなども確保できます。しかし、移動距離が増えるため家事負担は大きくなってしまいます。一方、狭いほど、作業はしにくくなり、収納や干すスペースなどの確保ができなくなりますが、移動距離は短くなります。
つまり、家庭ごとに必要なスペースを見極めて、程よい広さにすることがベストなわけです。
また、天気が悪い日はリビングに部屋干しする方も多いと思います。しかし、来客がある度に隠さなければならないため、面倒に感じないでしょうか。そこで、部屋干しスペースのあるランドリールームがあれば、気にせずに洗濯物を干しておけます。もし、お客様が洗面室で手を洗う場合に備えて、ロールスクリーンを設置しておくと、より安心して干しておけます。
ここでは、実際に富山県でリフォームを行った施工事例を2つご紹介します。ランドリールームのレイアウトを考えるときに参考になるので、ぜひご覧ください。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_079.html
今回の施工事例のポイントは「家事動線の効率」です。元々お施主様は、家事動線の悪さに悩んでいました。しかし、リフォームでクローゼットとランドリールームの一体化、ランドリールームを脱衣所や浴室に隣接させたことによって、洗濯まわりの作業をスペース内で完結できるようになりました。洗濯した後に干し、そのままクローゼットに収納できるので、家事の手間が格段に減ります。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_030.html
こちらの事例は「水回りを使いやすく一新し、暖かく生活のしやすい家にしたい」というご要望からスタートしました。そのため1階は全面的に改修し、キッチンのすぐ後ろに日の光をふんだんに取り込めるランドリースペース&サンルームを設置。
さらに洗面・脱衣室と繋がっている収納を設けるなど家事がスムーズにできるような工夫を凝らして、限られたスペースを機能的に空間に仕上げました。
ランドリールームのレイアウトを考えるときは、
●バスルームや洗面室の隣にレイアウトする
●物干し場も近くにレイアウトして移動を最小限に抑える
●湿気対策も考慮する
以上3つのポイントを意識することが大切です。
また、ランドリールームの広さは「広すぎず狭すぎない」がベストになります。ご紹介した施工事例を参考に、ランドリールームのレイアウトや間取りを検討してみてください。検討する中で分からないことがあれば、富山でトップクラスの実績がある石友リフォームサービスにお気軽にお問い合わせください。
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