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2018.09.01
こんにちは!
石友リフォームサービス 埼玉地区・設計 河又です。
今年の台風は「平成最悪」と言われるほどに各地で甚大な被害となりました。
被害にあわれた方々にこの場をお借りし心よりお見舞いを申しあげます。
強風、大雨による湿気など…台風一過の後は家へのダメージも気になる所ではないでしょうか。
見えない箇所や劣化状態が気になるというお客様に埼玉地区の石友リフォームでは大切なお家の診断を無料で行っております。
そんな中、数値や写真でご提示させて頂いて『普段目にしない所で知らなかった…』というお声を頂く建物で大切な箇所の基礎・床下についてお話をさせて頂きます。
基礎・床下についての【床下診断】
専門業者による床下調査を行い基礎の配筋の有無・ひび割れ、土壌の状態、湿度、木材の含水率、配管の状態を数値かつ写真にてご提案させて頂いております。
基礎に鉄筋が入っているのを確認しさらに最近、取り入れたBTB溶液を用いて酸性→アルカリ性の状態を確認しております。
せっかく鉄筋が入っている基礎であってもアルカリ状態であれば鉄筋は錆びません。コンクリートが中性化し酸性に傾いていると鉄筋が腐食してしまいます。それを調べる溶液となります。
《参考写真・BTB溶液を吹き付けた基礎》
《参考写真・カラーチャートにより酸化の度合いを確認》
カラーチャートから判断すると中性化から酸性へ傾いている事が判断できます。
対策としては中性化抑制工事としてと塗布します。中性化や爆裂現象など水分によって生じるコンクリートの劣化現象を防止する防水・撥水剤です。
躯体に浸透して表面からの水の浸水を防ぎますが内部の湿気は放出します。
躯体に呼吸性を持たせることで様々な弊害を防ぎます。
早めのメンテナンスをする事によって大切な我が家を健康な状態で保つ事ができます。
石友リフォーム・埼玉エリアでは調査した内容を報告書としてご提示いたします。
お家の状態についてご心配な事がありましたら是非、お問い合わせもしくは川越・さいたまスタジアム・越谷にあるショールムへお越しください。
スタッフ一同がお待ちしております。
【番外編・世界遺産のメンテナンス】
お盆中に長崎市端島・通称、軍艦島へ出向いてみました。
コンクリートの劣化状態化・損傷状況の評価や将来予測、補修方法の提案に関する調査が長崎市より委託を受けた日本建築学会に対して日本建築学会軍艦島コンクリート構造物劣化調査ワーキンググループを発足し調査研究を行なっている様です。コンクリートの中性化深さも調査されているようです。日本が誇る世界遺産もメンテナンスにより後世まで存続して欲しいですね。
古き良き建築が好きな河又でした。次回も宜しくお願い致します。
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